印刷の便利帳。

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RGB・CMYK色比較シミュレーター

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画面で作った色が、刷ってみたら沈んでいた。印刷の相談でいちばん多いものの一つです。画面は光そのもので色を出し、印刷はインキが光を吸いこんだ残りで色を出します。出せる色の範囲が、そもそも違います。

このツールでは、画面の色(RGB)を印刷の色(CMYK)に変換した近似を、並べて見られます。変換には、印刷業界で使われるオフセット印刷・コート紙の標準的な条件(ICCプロファイル FOGRA39)を使っています。「C=100−R」のような数字の置き換えではないので、刷ると沈む色は、沈んで表示されます。ただし結果は、この条件(FOGRA39・コート紙)での近似です。

1色ずつ数値で試すことも、写真やデザインを画像のまま読み込んで試すこともできます。画像はお使いの端末の中だけで変換し、どこにも送信しません。

色を試す(RGB→CMYK)
印刷の便利帳|しらべる
なにで試しますか?
STEP 1
色を選ぶ
STEP 2
または、自分で色を指定する(カラーコード)
Canvaやイラレのカラーコード(#から始まる6桁)をそのまま入れられます。
RGBの数値(0〜255)
RGB
スライダーを動かすか、数値を入れてください。カラーコードと連動します。
画面の色そのものが、ディスプレイによって違います。同じ #FF6A00 でも、スマホとパソコン、画面の明るさ、夜間モード(ブルーライトカット)で見え方が変わります。このツールの色も、お使いの画面を通して見ています。左右の「差」がどのくらいあるかを見るものとして使ってください。
画面の色(RGB)
印刷の近似(CMYK)
画面と印刷の色の差(ΔE2000)
ΔE2000は、国際規格(ISO/CIE 11664-6)の色の差の計算式です。0なら同じ色で、数字が大きいほど違って見えます。
このツールの目安(規格の区切りではありません):3未満=並べても区別しにくい/3〜8=並べると分かる/8〜15=はっきり違う/15以上=別の色に見える
なぜ、この色になるのか
鮮やかさ
印刷の限界
明るさ

○=画面の色 ●=印刷の近似。鮮やかさの帯は、印刷の近似と同じ色み・同じ明るさのまま、鮮やかさだけを変えた色です(斜線は、その明るさでは画面にも出せない鮮やかさ)。数値はCIE L*C*h(明るさ0〜100、鮮やかさは0が灰色)。
FOGRA39で変換した参考値%
C(シアン)
M(マゼンタ)
Y(イエロー)
K(ブラック)
インキ総量
このCMYKの値は、FOGRA39(欧州のコート紙の基準)で計算した参考値です。どの印刷会社でも使える指定値ではないので、入稿データにそのまま使わないでください。イラストレーターなどで同じ値を入れても、そのソフトの設定(日本では Japan Color 2001 Coated が初期設定のことが多い)で表示されるため、見え方は少し変わります。
色の範囲で見る
目・画面・印刷は、出せる色の広さが違う
  • 人の目に見える色の全体馬蹄形の中が、人の目に見える色の全部です(蛍光色も、この中に入ります)。外側のふちは虹の単色の光で、紙に刷る色はふちまでは届きません
  • 一般的な画面(sRGB)パソコンのモニターやWebの基準。Canvaで作る色もこの中
  • 色域の広い画面(Display P3)最近のiPhone・Macなど。sRGBより緑と赤が広い
  • 印刷(CMYK・コート紙)緑・黄緑・青紫・鮮やかな赤の方向では画面より狭くなります。逆に、シアン(水色)・青緑・黄のごく一部は画面より外に出ます。その色は画面に表示できないので、このツールでも見せられません
  • 色の例(肌色・金)肌色は色みが弱いので真ん中寄りにあり、画面でも印刷でもほぼ同じに出せます。金の色みは黄土色のあたりです
  • いま選んでいる色○=画面の色 ●=印刷の近似。線が長いほど色が変わります
※色みの範囲だけを平面で表した図です。明るさの違いは表していません。図の見方・蛍光色・金銀・特色については、このツールの下の解説をご覧ください。
しくみ:RGBの色を、オフセット印刷・コート紙の標準的な条件(ICCプロファイル FOGRA39)で出せる範囲に変換し、もう一度画面の色に戻して表示しています。変換方法は「相対的な色域を維持+黒点の補正」。CMYKの数値もこのプロファイルで計算した参考値で、印刷会社への指定値ではありません。「C=100−R」のような単純な式で数字を置き換えるだけでは、インキで出せない色も画面の色のまま表示され、色の変化は見えません。
※あくまで近似です。実際の色は、紙(上質紙・マット紙ではさらに沈みます)・印刷機・インキで変わり、画面側の見え方もディスプレイごとに違います。日本の印刷会社で使われることの多い Japan Color 2011 Coated で同じ計算をしても、多くの色では差は小さく(ΔE2前後)、青紫・ロイヤルブルーでは差が大きめ(ΔE5〜9)でした。色が大切な印刷物は、印刷会社に色校正(試し刷り)を頼んでください。
※色の範囲の図:スペクトル軌跡はCIE 1931 2°標準観測者によります。

結果の見方(FOGRA39・コート紙の条件での近似)

  • ツールの色と数値は、欧州のオフセット印刷・コート紙の標準条件(FOGRA39)で計算した近似です。実際の色は、注文先の印刷会社が使う条件(プロファイル・紙・インキ・印刷機)で変わります
  • 表示されるCMYKの値は、この条件での参考値です。どの印刷会社でも同じ色になる指定値ではありません。入稿データの色の値として、そのまま使わないでください
  • 同じCMYKの値でも、条件がちがえば刷り上がりの色は変わります。日本の印刷会社で多い Japan Color、上質紙やマット紙では、色も、変換したときの数値も変わります
  • CMYKで入稿するときは、注文先が指定する条件(プロファイル)で変換してください。色が大切な印刷物は、色校正(本番と同じ条件の試し刷り)で確かめます

なぜ、印刷すると色が変わるのか

画面は、赤・緑・青の光を重ねて色を作ります(RGB)。重ねるほど明るくなり、全部を最大にすると白く光ります。印刷は、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのインキを紙に重ねます(CMYK)。インキは光を吸いこむので、重ねるほど暗くなります。

このしくみの違いで、出せる色の範囲(色域)が変わります。とくに、画面で光って見える鮮やかな緑・黄緑・青紫・ロイヤルブルーは、インキでは出せません。刷ると、暗く、くすんだ色になります。反対に、肌色のような落ち着いた色は、ほとんど変わりません。

しくみの違いと、入稿のときにできる対処は「RGBとCMYKの違い|変換しても色が合わない理由と近づける方法」でくわしく解説しています。

ΔE(色差)とは

  • 2つの色がどのくらい離れているかを、1つの数字で表したものです。0なら同じ色で、数字が大きいほど違って見えます
  • このツールで使っている「ΔE2000」は、国際照明委員会(CIE)が定めた計算式で、国際規格(ISO/CIE 11664-6)にもなっています。色の測定や印刷の色管理で、広く使われている物差しです
  • 数字の感覚は、1くらいで「並べてやっと分かる」、2〜3で「並べると分かる」というのが一般的な受け止め方です
  • ツールに出している「3未満=区別しにくい/3〜8=並べると分かる/8〜15=はっきり違う/15以上=別の色」という区切りは、このツール用の目安です。規格で決まっているものではありません

変わりやすい色、変わりにくい色

ツールの「画面ならではの鮮やかな色」を、同じ条件で計算した結果です。ΔE(デルタE)は色の差の大きさです(くわしくは前の見出し)。

色CMYK(%)ΔE計算上の差
緑(RGB)#00FF0065/0/96/018.5大きく変わる
青紫#6A00FF79/79/0/015.7大きく変わる
黄緑(RGB)#7FFF0052/0/93/015.2大きく変わる
青(RGB)#0000FF93/85/0/015.2大きく変わる
シアン(RGB)#00FFFF40/0/17/014.5はっきり変わる
ロイヤルブルー#0033FF89/77/0/013.5はっきり変わる
赤(RGB)#FF00000/97/98/05.8少しくすむ
蛍光ピンク#FF14932/95/2/05.2少しくすむ
スカイブルー#00BFFF66/8/1/03.6少しくすむ
オレンジ#FF6A000/69/97/03.2少しくすむ
黒(RGB)#00000085/79/54/980.9見た目は黒。インキ総量316%
金#D4AF3722/30/88/10.7色は近い。光沢は出ない
イエロー(Y100)#F7E0007/6/93/10.9差は小さい

CMYKは C/M/Y/K の順です。表の値は FOGRA39(欧州のコート紙の基準)で計算した参考値で、印刷会社への指定値ではありません。イラストレーターなどで同じ値を入れても、そのソフトの設定(日本では Japan Color 2001 Coated が初期設定のことが多い)で表示されるので、見え方は少し変わります。

身の回りの色は、ほとんど変わらない

JIS慣用色名とは、JIS(日本産業規格)の「物体色の色名」(JIS Z 8102)に載っている、昔から使われてきた色の名前です。「桜色」「群青色」「山吹色」「肌色」など269色あり、1色ごとに「この名前ならだいたいこの色」という代表的な値が、マンセル値という色の記号で決まっています。あくまで色名の目安で、特定の色鉛筆や絵の具の色ではありません。

では、身の回りの物の色はどうでしょうか。JIS慣用色名の代表的な色を、画面の色に換算して同じ計算をしました。計算上はどれもΔE3未満で、並べても区別しにくい差でした。画面で大きく変わるのは、画面ならではの、光って見える鮮やかな色です。

色名(マンセル値)CMYK(%)ΔE
紫7.5P 5/1242/70/0/32.9
緑2.5G 6.5/1072/0/71/02.6
群青色7.5PB 3.5/1186/73/0/61.1
黄色5Y 8/1412/20/97/10.9
黄緑2.5GY 7.5/1135/5/97/50.9
青10B 4/1487/52/0/30.9
橙色5YR 6.5/130/54/95/40.7
水色6B 8/442/4/12/00.5
赤5R 4/141/97/68/230.4
青緑7.5BG 5/1278/11/35/170.4
空色9B 7.5/5.549/9/10/00.4
肌色5YR 8/55/31/42/00.4
桃色2.5R 6.5/86/55/33/60.3
黄土色10YR 6/7.526/44/83/90.3
茶色5YR 3.5/446/65/79/390.2

なお、JISの「黄色」(5Y 8/14)は明るさ81で、印刷のイエローインキ(Y100、明るさ約88)や画面の真っ黄色(明るさ97)より暗めに決められています。思い浮かべる黄色より暗く見えるのはそのためです。

黄色・黄緑・青緑・青は、実物の色が画面(sRGB)で出しきれないため、いちばん近い画面の色に置き換えて計算しています。青緑や青は、この条件の計算では、インキのほうが画面より鮮やかに出せる色です。

RGBの真っ黒をそのまま変換すると、4色すべてを重ねた黒になります。インキの量が多く、細い文字がにじんだり、乾きにくくなったりします。文字の黒は、K100%だけで作るのが基本です。

色の範囲の図の見方

ツールの図は、色みだけを平面に並べたものです(CIE 1931 xy色度図)。形から「馬蹄形」と呼ばれます。外側のふちは虹の単色の光で、内側にいくほど白に近づきます。明るさは表していないので、同じ色みで暗くなるだけの変化は、図の上では短い線にしかなりません。

この図のもとは、1920年代の終わりに少人数の被験者で行った色合わせの実験です。そこから作った「平均的な人の目」のモデル(標準観測者)なので、一人ひとりの見え方は少しずつ違います。

ふつうの光で見える色は、すべてこの図の中に収まります。ただし、例外として報告された実験もあります。2025年、カリフォルニア大学バークレー校などのチームが、網膜の中の緑を感じる細胞だけをレーザーで狙って刺激したところ、被験者5人が、ふつうの光では見えない鮮やかな青緑を見たと報告しました。この色は「olo(オロ)」と名づけられています。

図の上では、画面(sRGB)が三角形、印刷(CMYK)がそれより狭い多角形になります。緑・黄緑・青紫・鮮やかな赤の方向では、印刷のほうが狭くなります。いっぽう、シアン・青緑・黄のごく一部は、印刷のほうが画面より外に出ます。この部分は画面に表示できない色なので、このツールでも見せられません。

蛍光色と、金・銀

蛍光色は「明るさ」が飛び出す

紙やふつうのインキは、当たった光を反射するだけなので、明るさに上限があります。蛍光インキは、紫外線などの目に見えにくい光を吸って、目に見える光として出し直します。そのぶん、ふつうのインキでは届かない明るさで光って見えます。

飛び出すのは明るさの方向なので、明るさを表さないツールの図には表れません。また、画面では光り方そのものを再現できないため、このツールでは蛍光色を見せられません。CMYKの4色では出せないので、蛍光インキ(特色)を使って刷ります。

金・銀は「色み」ではなく「光沢」

金の色みだけを取り出すと、黄土色からからし色のあたりです。CMYKでも、計算上は近い色みになります。ただ、金らしさは、見る角度で明るさが変わる金属の光沢にあります。これは色の図にもCMYKにも表せません。金色に光らせたいときは、金の特色インキ(メタリックインキ)か、箔押しを使います。

特色について

特色は、あらかじめ調合した1色のインキです。4色を重ねて作る色とちがい、1色ずつ図の上の「点」として置けます。CMYKの範囲の外にも置けるので、鮮やかなオレンジや紫、蛍光色などは特色で刷ります。色見本帳(DICやPANTONEなど)の番号で指定するのが一般的です。

日本の印刷基準(Japan Color)との違い

このツールは、欧州のコート紙の基準(FOGRA39)で計算しています。日本の印刷会社で使われることの多い Japan Color 2011 Coated で同じ12色を計算して比べると、多くの色で差はΔE2前後でした。差が大きめだったのは、青紫(ΔE8.5)・ロイヤルブルー(ΔE5.2)・緑(ΔE3.7)です。CMYKの数値は、黒の作り方がちがうため、黒で大きく変わります。Japan Color のプロファイルは、このツールには組み込んでいません。

Japan Color向けのプロファイルでイラストや写真を実際に変換した例は、「RGBのイラスト、CMYK変換で水色や紫は実際どう変わる?」で、変換前後をスライダーで見比べられます。

RGBとCMYKとは|光の三原色と色の三原色

RGBは、Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)の「光の三原色」です。ディスプレイの発色は、この3色の光を重ねて作るため、重ねるほど明るくなります。

CMYKは、Cyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)の「色の三原色」に、Key plate(キープレート、黒)を加えた4色のインキです。印刷は、この4色のインキを紙に重ねて色を表現するため、重ねるほど暗くなります。黒を足すのは、文字を引き締め、3色だけでは出しにくい深い黒を出すためです。

RGBとCMYKはどちらで作る?|カラーモードの選び方

  • チラシ・冊子・名刺などの印刷物は、CMYK
  • Webや画面だけで見るデータは、RGB
  • 家庭用プリンターやコンビニのプリントは、機器側で変換するため、RGBのままで構わないことが多い
  • 印刷会社へ入稿するときは、入稿規定のカラーモードに従う

注意したいのは、RGBからCMYKへ変換すると、色の範囲(色域)の違いで鮮やかな色が沈むことです。次の項目で、そのときの扱い方を説明します。

RGBのまま入稿するとどうなるか

多くの印刷所は、RGBのデータを受け取ると、印刷用のCMYKに変換して刷ります。ただし変換の条件は印刷所まかせになり、画面で見た色より沈んだ仕上がりになりがちです。とくに鮮やかな青や緑、蛍光色で差が出ます。また、RGBの黒が4色を重ねた黒に変換され、小さな文字がにじんで見えることもあります。

変換でくすませないコツ

  • 作り始めからCMYKで作るか、CMYKの見え方(ソフトプルーフ)を表示しながら作る
  • 変換するときは、印刷条件に合ったプロファイル(Japan Color 2011 Coatedなど)を指定する
  • Photoshopでは、「編集」メニューの「プロファイル変換」で変換先を選べる
  • どうしても合わせたい色は、色校正で刷り上がりを確かめる

RGBとCMYKの違い|比較表でまとめる

RGBとCMYKの違いを一言でいえば、「光で色を作るか、インキで色を作るか」です。画面の色(RGB)は光を足して作り、印刷の色(CMYK)は紙の上のインキが光を吸収した残りで作ります。この仕組みの差が、データの作り方、出せる色の範囲、仕上がりの見え方のすべてに関わってきます。違いを表にまとめます。

項目RGBCMYK
色の要素Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)Cyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)・Key plate(黒)
色の作り方光を重ねる(加法混色)。重ねるほど明るくなり、3色すべてで白インキを重ねる(減法混色)。重ねるほど暗くなる
主な用途Web、スマートフォン、ディスプレイ、デジタルカメラ、動画チラシ、冊子、名刺、ポスターなどの印刷物
数値の表し方各色0〜255の数値(カラーコードは#から始まる6桁)各色0〜100%の網点の割合
色の範囲(色域)広い。彩度の高い青や緑も画面で表示できるRGBより狭い。彩度の高い青・緑・蛍光色は沈みやすい
見え方画面そのものが光る(発光)。ディスプレイの種類や明るさで変わる紙に当たった光が反射して見える(反射)。紙の種類や照明で変わる
データ作成画面で見るものの制作に向く印刷物の制作に向く

表のとおり、RGBは「光の色」、CMYKは「インキの色」です。同じ数値の置き換えでは対応しない別の仕組みなので、画面で作った色が、そのままの発色で紙に刷れるとは限りません。

RGBからCMYKへ変換する方法|PhotoshopとIllustrator

変換の方法は、使うソフトによっていくつかあります。どの方法でも大切なのは、「どのプロファイル(色の変換条件)で変換するか」を決めて、変換後の色を目で確かめることです。日本の一般的なオフセット印刷では、コート紙向けのJapan Color 2011 Coatedがよく使われます。注文先に指定がある場合は、その指定を優先してください。

Photoshopで変換する

  1. 変換する前に、元のRGBデータを別名で保存して残しておきます。
  2. メニューの「編集」から「プロファイル変換」を開きます。
  3. 変換後のカラースペースで、プロファイルに印刷条件に合ったもの(例:Japan Color 2011 Coated)を選びます。
  4. 変換結果を見て、色が沈みすぎた部分があれば、彩度や明るさを調整します。

「イメージ」メニューの「モード」からCMYKカラーを選ぶ方法もあります。この場合は、ソフトのカラー設定で決まっている作業用CMYKで変換されるため、どのプロファイルが使われるかを事前に確認しておく必要があります。

Illustratorで変換する

  1. 新規作成のときに、カラーモードでCMYKを選びます。
  2. すでにRGBで作ったデータは、「ファイル」の「ドキュメントのカラーモード」から「CMYKカラー」に切り替えます。この方法ではプロファイルは選べず、カラー設定の作業用CMYKで変換されます。
  3. リンクで配置したRGBの写真は、ドキュメントをCMYKにしても画像ファイル自体はRGBのまま残ることがあります。画像はPhotoshopで先に変換してから配置すると、色のずれを防げます。
  4. 変換後は、強い発色だった色が沈んでいないか、画面で見比べます。

プロファイルを決めておく|Japan Color 2011 Coated

Japan Color 2011 Coatedは、日本のオフセット印刷のコート紙を想定した色の基準です。ソフトのカラー設定でCMYKの作業用スペースをこれに合わせておけば、変換のたびに同じ条件で色を扱えます。ただし、用紙がマット紙や上質紙のとき、また印刷会社が別の基準で運用しているときは、変換の条件が合わないことがあります。迷ったときは、入稿前に印刷会社へ、推奨のプロファイルを確認するのが確実です。

コンビニプリントや家庭用プリンターの場合はRGBとCMYKのどちらか

コンビニのプリントサービスや家庭用のインクジェットプリンターは、多くの場合、RGBのデータをそのまま受け取って、機器の側でインキの色に変換する仕組みです。そのため、写真や画像をRGBのままで出力して構わないことが多く、わざわざCMYKに変換すると、かえって意図と違う色になることがあります。

ただし、機種やサービスによって扱いが違います。操作画面や利用案内に、データの形式や色の指定が書かれていれば、それに従います。家庭用プリンターでも、印刷会社に近い色を出したいときは、プリンターメーカーが案内するカラーマネジメントの設定を使います。なお、印刷会社へ入稿するときは、家庭用プリンターとは違い、注文先の入稿規定が優先になる点に注意してください。

出力先基本のカラーモードポイント
印刷会社(オフセット・オンデマンド)CMYK(規定による)入稿規定とプロファイルの指定を確認する
コンビニ・家庭用プリンターRGBのままで構わないことが多い機器側で変換される。利用案内に従う
Web・SNS・スライド・動画RGB印刷には使わない。印刷用は別ファイルにする

色を合わせたいときにできること

  • 色が大切な印刷物は、印刷会社に色校正(本番と同じ条件の試し刷り)を頼む。画面の見え方は、ディスプレイの種類や明るさの設定で変わるため、最終確認は紙で行います
  • 入稿データをRGBのまま出すか、CMYKに変換して出すかは、注文先の指定に合わせる。変換に使う条件(プロファイル)が注文先とちがうと、変換した色もずれます。このツールのCMYKの値を、そのまま入稿データに使うのは避けてください
  • 鮮やかな緑・青紫・蛍光色が必要なら、4色ではなく特色を相談する
  • 上質紙やマット紙は、コート紙よりさらに色が沈む。紙を選ぶときは、色の見え方も一緒に確認する

関連ページ

参考文献

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