シャトルーズグリーンとは

シャトルーズグリーンは、フランスの修道院で生まれたリキュール、シャルトルーズにちなむ明るい黄緑です。
シャトルーズグリーンの由来
シャルトルーズは、グルノーブル近くにあるシャルトルーズ修道院の酒で、百数十種もの薬草を使うとされ、製法は明かされていない。緑色の酒は1764年に生まれた。 黄色の酒もあり、その色はシャルトルーズイエローと呼ばれる。JISでの表記はシャトルーズグリーンだが、シャルトルーズグリーンとも書く。

このページの代表色について
シャトルーズグリーンには資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
シャトルーズグリーンは画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、画面の色とほとんど変わりません。上質紙などの非塗工紙想定では、少し鮮やかさが下がる。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
シャトルーズグリーンは紙によってどう変わる?
同じシャトルーズグリーンでも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、少し鮮やかさが下がる。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、少し暗くなる、はっきり鮮やかさが下がる、少し緑みに寄る。紙に合わせたCMYKにするほうが、ねらいの色に近づきます。
シャトルーズグリーンを印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 2版C19MY70K
| 使う版 | 2版(シアン・イエロー)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 89%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は82%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | 転びにくいΔE00 1.9ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
|
シャトルーズグリーンの詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
シャトルーズグリーンは、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
シャトルーズグリーンはマゼンタを使わない配合のため、C・M・Yが重なってできる灰色の成分がなく、墨に置き換えられる部分がありません(コート紙想定のCMYK C19 Y70)。墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
シャトルーズグリーンに近い色
丸の左半分がシャトルーズグリーン、右半分がその色です。シャトルーズグリーンと比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさが高い
黄みが強いΔE00 4.3
鮮やかさが低い
緑みが強いΔE00 4.7
鮮やかさが低い
緑みが強いΔE00 5.6
鮮やかさは近い
黄みが強いΔE00 6.4
シャトルーズグリーンのカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #D9E367代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 217 G 227 B 103 |
| CMYKコート紙想定 | C19 M0 Y70 K0PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C14 M0 Y68 K0上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 87.6 a -15.7 b 58.1 |
| LChD50 | L 87.6 C 60.1 h 105.1°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 黄緑系 |
| 分類 | フランス・食べ物・飲み物 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料ウィキペディア日本語版「シャルトルーズグリーン」、英語版「Chartreuse (color)」、コトバンク「世界大百科事典」(平凡社)、「日本大百科全書(ニッポニカ)」(小学館)、「ブリタニカ国際大百科事典」、「飲み物がわかる辞典」(講談社)
- JIS・標準色資料JIS Z 8102:2001「物体色の色名」
- 写真資料Fareham Wine(Flickr、CC BY 2.0)
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
