マヤブルーとは

マヤブルーは、古代メソアメリカのマヤやアステカで生み出された青い顔料にちなむ名前です。明るく、やや落ち着いた青をしています。
マヤブルーの由来
マヤブルーは、マヤやアステカなど、コロンブス到達以前のメソアメリカの文化で生み出された青い顔料とその色の名である。インジゴを含む植物の葉から得た染料を、パリゴルスカイトという粘土鉱物と組み合わせてつくられた。壁画などに塗られた色が長い年月や厳しい気候を経ても褪せにくいことで知られ、植民地時代のメキシコでも16世紀まで修道院の絵画に使われた。
このページの代表色について
マヤブルーには資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
マヤブルーは画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、わずかに暗くなる、少し鮮やかさが下がる、少し青みに寄る。上質紙などの非塗工紙想定では、はっきり鮮やかさが下がる、少し青みに寄る。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
マヤブルーは紙によってどう変わる?
同じマヤブルーでも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、わずかに青みに寄る。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、わずかに暗くなる、少し青みに寄る。紙に合わせたCMYKにするほうが、ねらいの色に近づきます。
マヤブルーを印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 2版C53M11YK
| 使う版 | 2版(シアン・マゼンタ)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 64%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は57%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | 転びにくいΔE00 2.0ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
|
マヤブルーの詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
マヤブルーは、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
マヤブルーはイエローを使わない配合のため、C・M・Yが重なってできる灰色の成分がなく、墨に置き換えられる部分がありません(コート紙想定のCMYK C53 M11)。墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
マヤブルーに近い色
丸の左半分がマヤブルー、右半分がその色です。マヤブルーと比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさが低い
青みが強いΔE00 4.1
鮮やかさが低い
青みが強いΔE00 4.1
鮮やかさが低い
青みが強いΔE00 5.2
鮮やかさが低い
青みが強いΔE00 8.3
マヤブルーのカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #73C2FB代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 115 G 194 B 251 |
| CMYKコート紙想定 | C53 M11 Y0 K0PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C51 M6 Y0 K0上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 75.0 a -13.2 b -36.2 |
| LChD50 | L 75.0 C 38.6 h 249.9°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 青系 |
| 分類 | メキシコ・伝統色・染料・顔料 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料ウィキペディア日本語版「マヤブルー」、英語版「Maya blue」、フランス語版「Bleu maya」
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
