ショッキングピンクとは

ショッキングピンクは、強い印象を与えるピンク色をいう色名です。
ショッキングピンクの由来
強い印象を与えるピンク色をいう色名。デザイナーのスキャパレリがよく用いた色が「ショッキングピンク」と呼ばれた。
語の成り立ちについては、辞典の説明が分かれる。英語の shocking と pink を組み合わせた日本での造語とする説明と、英語の shocking pink をそのまま取り入れた語とする説明がある。
このページの代表色について
ショッキングピンクには資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
ショッキングピンクは画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、はっきり暗くなる、はっきり鮮やかさが下がる、はっきり赤みに寄る。上質紙などの非塗工紙想定では、はっきり鮮やかさが下がる、はっきり赤みに寄る。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
ショッキングピンクは紙によってどう変わる?
同じショッキングピンクでも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、少し明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、わずかに紫みに寄る。紙に合わせたCMYKにしても、紙の違いによる変化は残ります。
ショッキングピンクを印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 2版C18M88YK
| 使う版 | 2版(シアン・マゼンタ)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 106%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は104%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | 転びにくいΔE00 1.9ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
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ショッキングピンクの詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
ショッキングピンクは、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
ショッキングピンクはイエローを使わない配合のため、C・M・Yが重なってできる灰色の成分がなく、墨に置き換えられる部分がありません(コート紙想定のCMYK C18 M88)。墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
ショッキングピンクに近い色
丸の左半分がショッキングピンク、右半分がその色です。ショッキングピンクと比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさが低い
赤みが強いΔE00 8.6
鮮やかさが低い
赤みが強いΔE00 9.0
鮮やかさが低い
赤みが強いΔE00 9.7
鮮やかさが低い
赤みが強いΔE00 9.7
ショッキングピンクのカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #FC0FC0代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 252 G 15 B 192 |
| CMYKコート紙想定 | C18 M88 Y0 K0PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C14 M90 Y0 K0上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 57.3 a 86.4 b -29.5 |
| LChD50 | L 57.3 C 91.3 h 341.1°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 赤紫・ピンク系 |
| 分類 | 欧米(特定の国に限らない)・人物・服飾 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料コトバンク「ショッキングピンク」(小学館「デジタル大辞泉」)、「ショッキングピンク」(「精選版 日本国語大辞典」)、「スキャパレリ」(平凡社「世界大百科事典(旧版)」)、メリアム=ウェブスター辞典「shocking pink」、ウィキペディア英語版「Shades of pink」
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
