ダークマゼンタとは

ダークマゼンタは、CSSの名前付き色 darkmagenta にあたる英語の色名です。
ダークマゼンタの由来
英語の「dark magenta」を写した色名で、CSSの名前付き色 darkmagenta にあたる。HEX値は #8B008B と定められている。名のもとのマゼンタは、染料の名で、イタリアのマゼンタの戦い(1859年)にちなむとされる。
このページの代表色について
ダークマゼンタには資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
ダークマゼンタは画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、少し明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる。上質紙などの非塗工紙想定では、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
ダークマゼンタは紙によってどう変わる?
同じダークマゼンタでも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、少し紫みに寄る。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、はっきり紫みに寄る。紙に合わせたCMYKにしても、紙の違いによる変化は残ります。
ダークマゼンタを印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 2版C58M100YK
| 使う版 | 2版(シアン・マゼンタ)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 158%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は152%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | 転びにくいΔE00 1.7ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
|
ダークマゼンタの詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
ダークマゼンタは、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
ダークマゼンタはイエローを使わない配合のため、C・M・Yが重なってできる灰色の成分がなく、墨に置き換えられる部分がありません(コート紙想定のCMYK C58 M100)。墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
ダークマゼンタに近い色
丸の左半分がダークマゼンタ、右半分がその色です。ダークマゼンタと比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさが低い
赤みが強いΔE00 7.2
鮮やかさが低い
紫みが強いΔE00 7.3
鮮やかさが高い
紫みが強いΔE00 7.9
鮮やかさが低い
赤みが強いΔE00 8.1
ダークマゼンタのカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #8B008B代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 139 G 0 B 139 |
| CMYKコート紙想定 | C58 M100 Y0 K0PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C53 M99 Y0 K0上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 32.5 a 59.6 b -38.5 |
| LChD50 | L 32.5 C 70.9 h 327.1°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 紫系 |
| 分類 | 欧米(特定の国に限らない)・規格・標準資料掲載色・染料・顔料・地名 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料W3C「CSS Color Module Level 4」(Named Colors)、ウィキペディア英語版「Web colors」、日本語版「ウェブカラー」、コトバンク「マゼンタ」(小学館「デジタル大辞泉」・「精選版 日本国語大辞典」・講談社「色名がわかる辞典」)、Etymonline「magenta」
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
