ロイヤルパープルとは

ロイヤルパープルは、古代ローマ以来、高貴さと権威の象徴とされた紫を表す英語の色名です。濃く、あざやかな紫をしています。
ロイヤルパープルの由来
ロイヤルパープルは英語で「王者の紫」を意味する色名である。古代ローマの時代から、紫は権力や高い身分の象徴として皇帝や特権階級の衣に用いられた。英語ではアクキガイ科の巻貝の分泌液で染めたティリアンパープル(貝紫)の別名としても使われる。
このページの代表色について
ロイヤルパープルには資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
ロイヤルパープルは画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、少し明るくなる、少し鮮やかさが下がる。上質紙などの非塗工紙想定では、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、少し紫みに寄る。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
ロイヤルパープルは紙によってどう変わる?
同じロイヤルパープルでも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、少し青みに寄る。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、はっきり青みに寄る。紙に合わせたCMYKにするほうが、ねらいの色に近づきます。
ロイヤルパープルを印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 2版C71M95YK
| 使う版 | 2版(シアン・マゼンタ)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 166%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は169%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | 転びにくいΔE00 2.0ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
|
ロイヤルパープルの詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
ロイヤルパープルは、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
ロイヤルパープルはイエローを使わない配合のため、C・M・Yが重なってできる灰色の成分がなく、墨に置き換えられる部分がありません(コート紙想定のCMYK C71 M95)。墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
ロイヤルパープルに近い色
丸の左半分がロイヤルパープル、右半分がその色です。ロイヤルパープルと比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさが低い
紫みが強いΔE00 4.1
鮮やかさが高い
色みは近いΔE00 5.5
鮮やかさが低い
紫みが強いΔE00 7.1
鮮やかさが高い
紫みが強いΔE00 7.3
ロイヤルパープルのカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #6D288D代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 109 G 40 B 141 |
| CMYKコート紙想定 | C71 M95 Y0 K0PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C70 M99 Y0 K0上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 30.7 a 43.2 b -43.0 |
| LChD50 | L 30.7 C 60.9 h 315.2°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 紫系 |
| 分類 | 古代ギリシャ・ローマ・伝統色・染料・顔料 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料コトバンク「ロイヤルパープル」(色名がわかる辞典)、ウィキペディア日本語版「貝紫色」、英語版「Tyrian purple」
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
