銀色とは

画面の色・CMYKとも、金属光沢を再現しないプロセスCMYK上の近似です。銀インキ(特色)や箔押しの色ではありません。
銀色は、金属の銀のような、白く光る輝きをもつ色を表す名前です。
金属色の印刷についてこのページの銀色の画面の色とCMYKは、どちらも金属光沢を再現しないプロセスCMYK上の近似です。金属らしい光沢は、4色の網点では表せません。銀色らしく仕上げたいときは、プロセスCMYKではなく銀インキ(特色)や箔押しを使います。ここに載せた近似の値は、特色インキや箔の色を示すものではありません。
銀色の由来
金属の銀のような、白く光る輝きをもつ色を表す名前。「しろがね色(白銀色)」ともいう。アルミニウムの色も、銀色に近い。金色と同じく、ふつうの色の再現方法だけでは正確に表しきれない色でもある。

このページの代表色について
銀色には資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
銀色は画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、画面の色とほとんど変わりません。上質紙などの非塗工紙想定では、わずかに明るくなる。ただし、これは光沢を含まない色みだけの比較です。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
銀色は紙によってどう変わる?
同じ銀色でも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、少し鮮やかになる。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、少し暗くなる、わずかに鮮やかになる。紙に合わせたCMYKにするほうが、ねらいの色に近づきます。
銀色を印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 4版C25M19Y18K4
| 使う版 | 4版(シアン・マゼンタ・イエロー・墨)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 66%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は52%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | 転びやすいΔE00 3.8ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
|
銀色の詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
銀色は、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
銀色に近い色
丸の左半分が銀色、右半分がその色です。銀色と比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさは近い
色みは近いΔE00 3.1
鮮やかさがやや高い
色みは近いΔE00 3.6
鮮やかさは近い
色みは近いΔE00 4.7
鮮やかさがやや高い
色みは近いΔE00 4.7
銀色のカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #C0C0C0代表色(sRGB)・金属光沢を再現しないプロセスCMYK上の近似 |
|---|---|
| RGB | R 192 G 192 B 192 |
| CMYKコート紙想定 | C25 M19 Y18 K4PSO Coated v3(FOGRA51)で計算。金属光沢を再現しないプロセスCMYK上の近似 |
| CMYK非塗工紙想定 | C21 M15 Y14 K2上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 77.7 a 0.0 b 0.0 |
| LChD50 | L 77.7 C 0.0 h 0.0°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 金属色 |
| 分類 | 日本・伝統色・染料・顔料 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料コトバンク「色名がわかる辞典」(講談社)、「デジタル大辞泉」(小学館)、「精選版 日本国語大辞典」(小学館)、ウィキペディア日本語版「銀色」
- JIS・標準色資料JIS Z 8102:2001「物体色の色名」
- 写真資料bshamblen(Flickr、CC BY 2.0)
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
