ロイヤルブルーとは

ロイヤルブルーは、紫みを帯びた濃く鮮やかな青を指す英語の色名で、ウェブでは #4169E1 が慣用値として広く使われています。
ロイヤルブルーの由来
英語の「royal blue」を写した色名で、紫みを帯びた濃く鮮やかな青を指す。色名としての用例は18世紀後半の英国で確認でき、1778年の民兵将校名簿には制服の襟・袖口の色として、1789年の新聞には白い衣装の飾りの色として出てくる。1791年の染色書の英訳では、フランス語の「bleu de roi」と並べて書かれており、当時の染色の世界では同じ青を指す名前として扱われていた。ただし、この名前が染料や顔料の一つの種類を指すわけではなく、時代や分野によって藍系・プルシアンブルー系・コバルト系などの異なる青がこの名で呼ばれた。色の見え方もウェブの慣用色と、英国の旗の青の規格などで異なる。名前の由来には王妃と染物業者の逸話などが語られることがあるが、確かな出典のある説明は見つかっていない。
このページの代表色について
ロイヤルブルーには資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
ロイヤルブルーは画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、少し暗くなる、はっきり鮮やかさが下がる、はっきり青みに寄る。上質紙などの非塗工紙想定では、少し明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、はっきり青みに寄る。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
ロイヤルブルーは紙によってどう変わる?
同じロイヤルブルーでも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、わずかに青みに寄る。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる。紙に合わせたCMYKにしても、紙の違いによる変化は残ります。
ロイヤルブルーを印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 2版C81M61YK
| 使う版 | 2版(シアン・マゼンタ)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 142%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は141%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | ふつうΔE00 2.6ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
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ロイヤルブルーの詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
ロイヤルブルーは、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
ロイヤルブルーはイエローを使わない配合のため、C・M・Yが重なってできる灰色の成分がなく、墨に置き換えられる部分がありません(コート紙想定のCMYK C81 M61)。墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
ロイヤルブルーに近い色
丸の左半分がロイヤルブルー、右半分がその色です。ロイヤルブルーと比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさが低い
青みが強いΔE00 4.4
鮮やかさが低い
青みが強いΔE00 5.5
鮮やかさが低い
青みが強いΔE00 5.8
鮮やかさが低い
青みが強いΔE00 7.1
ロイヤルブルーのカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #4169E1代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 65 G 105 B 225 |
| CMYKコート紙想定 | C81 M61 Y0 K0PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C83 M58 Y0 K0上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 46.8 a 17.8 b -66.7 |
| LChD50 | L 46.8 C 69.0 h 284.9°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 青系 |
| 分類 | 英国・近現代色 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料W3C CSS Color Module、ウィキペディア英語版・日本語版「Royal blue」、Flag Institute「Union Flag specification」、Merriam-Webster辞典
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
