ディープピンクとは

ディープピンクは、色名 pink に deep を付けた英語の色名で、CSS の名前付き色の一つです。
ディープピンクの由来
英語の色名で、薄い赤から赤みの紫までの範囲をいう pink に、色が濃く鮮やかなことを表す deep を付けた名。CSS の名前付き色の一つで、HTML・CSS では deeppink と空白なしで書き、値は #FF1493 と定められている。
このページの代表色について
ディープピンクには資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
ディープピンクは画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、少し暗くなる、はっきり鮮やかさが下がる。上質紙などの非塗工紙想定では、少し明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる、はっきり赤みに寄る。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
ディープピンクは紙によってどう変わる?
同じディープピンクでも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、少し明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、はっきり明るくなる、はっきり鮮やかさが下がる。紙に合わせたCMYKにするほうが、ねらいの色に近づきます。
ディープピンクを印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 2版CM92Y1K
| 使う版 | 2版(マゼンタ・イエロー)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 93%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は98%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | 転びにくいΔE00 1.6ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
|
ディープピンクの詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
ディープピンクは、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
ディープピンクはシアンを使わない配合のため、C・M・Yが重なってできる灰色の成分がなく、墨に置き換えられる部分がありません(コート紙想定のCMYK M92 Y1)。墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
ディープピンクに近い色
丸の左半分がディープピンク、右半分がその色です。ディープピンクと比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさが低い
紫みが強いΔE00 4.5
鮮やかさが低い
色みは近いΔE00 4.9
鮮やかさが低い
紫みが強いΔE00 7.2
鮮やかさが高い
紫みが強いΔE00 8.6
ディープピンクのカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #FF1493代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 255 G 20 B 147 |
| CMYKコート紙想定 | C0 M92 Y1 K0PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C0 M98 Y0 K0上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 56.6 a 83.5 b -4.1 |
| LChD50 | L 56.6 C 83.6 h 357.2°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 赤紫・ピンク系 |
| 分類 | 欧米(特定の国に限らない) |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料W3C「CSS Color Module Level 4」、MDN Web Docs「named-color」、メリアム=ウェブスター辞典「deep」、Dictionary.com「pink」「deep」
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
