薄緑とは

薄緑は、緑を薄くした色をそのまま表した名前です。灰みをおびた、ごく淡くやわらかな黄緑です。
薄緑の由来
薄い緑色を表す言い方。また同じ名は、源氏に代々伝わったとされる太刀の名としても知られる。
このページの代表色について
薄緑には資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
薄緑は画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、画面の色とほとんど変わりません。上質紙などの非塗工紙想定では、明るさ・鮮やかさ・色みとも、ほとんど変わらない。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
薄緑は紙によってどう変わる?
同じ薄緑でも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、少し鮮やかさが下がる、わずかに緑みに寄る。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、少し暗くなる、わずかに鮮やかさが下がる、わずかに緑みに寄る。紙に合わせたCMYKにしても、紙の違いによる変化は残ります。
薄緑を印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 3版C20M3Y27K
| 使う版 | 3版(シアン・マゼンタ・イエロー)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 50%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は41%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | ふつうΔE00 2.7ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
薄緑の詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
薄緑は、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
マゼンタが3%と少ないため、置き換えられるのはマゼンタの分だけです。墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
薄緑に近い色
丸の左半分が薄緑、右半分がその色です。薄緑と比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさは近い
色みは近いΔE00 2.1
鮮やかさが高い
緑みが強いΔE00 2.7
鮮やかさが高い
色みは近いΔE00 2.8
鮮やかさが低い
色みは近いΔE00 3.4
薄緑のカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #D2E2C2代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 210 G 226 B 194 |
| CMYKコート紙想定 | C20 M3 Y27 K0PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C16 M2 Y23 K0上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 88.0 a -9.8 b 13.8 |
| LChD50 | L 88.0 C 16.9 h 125.2°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 黄緑系 |
| 分類 | 日本・伝統色 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料コトバンク「薄緑」関連項目(デジタル大辞泉、精選版 日本国語大辞典)、ウィキペディア日本語版「膝丸」
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
