丁子茶とは

丁子茶は、丁子の煮汁で染めた丁子色に茶みを加えた、赤みのある茶色です。
丁子茶の由来
丁子(ちょうじ)の煮汁で染めた丁子色に、茶みを加えた色をいう。赤みを帯びた茶色である。

このページの代表色について
丁子茶には資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
丁子茶は画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、わずかに明るくなる。上質紙などの非塗工紙想定では、少し明るくなる、少し鮮やかさが下がる。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
丁子茶は紙によってどう変わる?
同じ丁子茶でも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、わずかに明るくなる、少し鮮やかさが下がる、少し赤みに寄る。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、わずかに暗くなる、はっきり鮮やかさが下がる、少し赤みに寄る。紙に合わせたCMYKにするほうが、ねらいの色に近づきます。
丁子茶を印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 4版C20M44Y50K16
| 使う版 | 4版(シアン・マゼンタ・イエロー・墨)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 130%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は118%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | ふつうΔE00 2.9ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
|
丁子茶の詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
丁子茶は、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
丁子茶に近い色
丸の左半分が丁子茶、右半分がその色です。丁子茶と比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさが低い
赤みが強いΔE00 2.8
鮮やかさは近い
黄みが強いΔE00 4.7
鮮やかさは近い
黄みが強いΔE00 4.8
鮮やかさが高い
黄みが強いΔE00 4.9
丁子茶のカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #B4866B代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 180 G 134 B 107 |
| CMYKコート紙想定 | C20 M44 Y50 K16PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C17 M40 Y49 K12上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 60.0 a 15.6 b 21.8 |
| LChD50 | L 60.0 C 26.8 h 54.5°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 橙系 |
| 分類 | 日本・伝統色・植物・染料・顔料 |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料コトバンク「デジタル大辞泉」(小学館)、「精選版 日本国語大辞典」(小学館)(丁子茶・丁子色)
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
