黒紅とは

黒紅は、「黒」と「紅」の字を組み合わせた色の名前です。灰みをおびた、ごく暗い紫です。
黒紅の由来
この色名の由来は、複数の資料で確かめられる説明が見つからないため、現在確認中です。
このページの代表色について
黒紅には資料によって色の幅があります。本ページでは複数の色名資料を照らし合わせ、比較や印刷シミュレーションに使用する代表色を設定しています。
黒紅は画面と印刷でどう違う?
コート紙想定では、はっきり明るくなる、わずかに鮮やかさが下がる。上質紙などの非塗工紙想定では、はっきり明るくなる、少し鮮やかさが下がる、わずかに紫みに寄る。
ⓘ ΔE00とは
2つの色の違いを表す国際的な色差の数値です。1未満は見分けにくいほど、1〜2はわずか、2〜3.5は少し、3.5〜5ははっきり、5以上は大きな差の目安です。
黒紅は紙によってどう変わる?
同じ黒紅でも、刷る紙によって仕上がりが変わります。紙そのものの白さの違いも含めて、コート紙想定と非塗工紙想定で刷った色を並べました。
コート紙想定から非塗工紙想定にすると、はっきり明るくなる。コート紙用のCMYKのまま非塗工紙に刷ると、はっきり明るくなる、わずかに鮮やかさが下がる。紙に合わせたCMYKにするほうが、ねらいの色に近づきます。
黒紅を印刷するときの注意
使う版(インキの色数) 4版C67M66Y37K69
| 使う版 | 4版(シアン・マゼンタ・イエロー・墨)コート紙想定のCMYK |
|---|---|
| 総インキ量 | 239%4色の網点%の合計(非塗工紙想定は244%) |
| 転びやすさ色のブレやすさ | 転びにくいΔE00 1.8ⓘ 転びやすさとは印刷の便利帳独自の目安です。各版の網点が±4%変動したときの色差(ΔE00)から求めています。一般的な規格の数値ではありません。計算・シミュレーション条件 |
| 入稿のときの注意 |
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黒紅の詳しい印刷シミュレーション
版ごとの変化
黒紅は、それぞれの版の網点を重ねて刷ることで出す色です。丸の下の数値は、その版の網点が±4%ぶれたときの色の変化(ΔE00)です。
墨への置き換え(GCR)
墨に置き換えたときの変化を見るための簡易シミュレーションで、実際のICCプロファイルの墨版の作り方そのものではありません。GCRとは →
網点の拡大図
AMスクリーンは、規則的に並んだ網点の大きさを変え、版ごとに角度をずらして重ねることで濃淡を表現します。
FMスクリーンは、ごく小さな点を不規則に散らし、点の数で濃淡を表現します。
図は拡大したイメージです。AMスクリーニングとは → FMスクリーニングとは →
黒紅に近い色
丸の左半分が黒紅、右半分がその色です。黒紅と比べた違いを、色の差(ΔE00)が小さい順に並べています。
鮮やかさがやや低い
色みは近いΔE00 2.7
鮮やかさが低い
紫みが強いΔE00 7.1
鮮やかさが低い
紫みが強いΔE00 7.3
鮮やかさが低い
紫みが強いΔE00 7.6
黒紅のカラーコード
HEXとCMYK(コート紙想定)はページ冒頭に載せています。RGB・Lab・LChなど、色校正や測色のやりとりに使う数値はここにまとめています。
RGB・Lab・LChなどの数値を見る
| HEX | #302833代表色(sRGB) |
|---|---|
| RGB | R 48 G 40 B 51 |
| CMYKコート紙想定 | C67 M66 Y37 K69PSO Coated v3(FOGRA51)で計算 |
| CMYK非塗工紙想定 | C75 M71 Y31 K67上質紙などの非塗工紙を想定。PSO Uncoated v3(FOGRA52)で計算 |
| LabD50 | L 17.4 a 5.7 b -5.7 |
| LChD50 | L 17.4 C 8.1 h 315.0°明るさ・鮮やかさ・色相で表したもの |
| 系統 | 紫系 |
| 分類 | — |
CMYKは印刷条件ごとに変わる目安の値です。入稿先の印刷会社が指定する条件がある場合は、そちらに合わせてください。
色を確かめる色見本帳と本
画面で見える色と、紙に刷った色は同じではありません。印刷物の色を決めるときは、色見本帳で実物を見て確かめると確実です。
出典・参考資料
- 色名資料ウィキペディア英語版「Traditional colors of Japan」
- ICC・印刷条件PSO Coated v3(FOGRA51)、PSO Uncoated v3(FOGRA52)(European Color Initiative)
