上製本(ハードカバー)などの表紙外装に使われる装丁用材料の総称。布地や紙、塩化ビニールなどを加工したものがあり、布クロス・紙クロス・ビニールクロスなどに分けられる。
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もう少し詳しく
クロスは、布や紙などをベースに加工した、上製本の表紙用外装材料を指す。紙をベースにしたものは紙クロス、布をベースにしたものは布クロスと呼び分けられ、ビニールのシートを使う場合はビニールクロスと呼ばれる。より具体的には、織物地に染色加工を施し薄紙で裏打ちした布クロス、染色した塩ビを生地に用いたビニールクロス、紙にラミネート加工やエンボス加工を施した紙クロス、皮革のような質感を持たせたレザークロスなど、材質や加工方法によって多様な種類がある。
書籍の装丁に布クロスが用いられるようになったのは19世紀初頭のイギリスとされ、布地に染色塗料を施すことで、皮革に代わる装丁素材として考案されたと伝えられている。当時のイギリスは製本用クロスの生産で世界的な地位を占めていたという記録もある。現在も、堅牢さと美観を兼ね備えた表紙材料として、ハードカバー書籍を中心にクロスが使われ続けている。
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関連語
参考
JFPI/JIS用語規格(JIS Z 8125:2004)/東京都製本工業組合 製本用語集
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