印刷の便利帳。

印刷の現場から、
つくる人のそばへ。

用語集 › 用語の分類

紙・用紙の用語集

PAPER

原紙寸法・連量・物性・銘柄、紙商と製紙メーカーに関する用語を調べられます。用紙の指定や見積書で迷った言葉を確認してください。

語分類意味
圧縮指数あっしゅくしすう紙圧縮指数は、段ボールの圧縮強さを表示坪量で割って求める指標で、同じ厚みや構成でも原紙の重さがどれだけ効率よく強さに変換されているかを見るための数値です。
厚紙あつがみ紙一般的な用紙よりも厚みがあり、腰の強い紙のこと。厚さはおよそ0.15〜0.23mmが目安とされ、板紙やボール紙などいくつかの種類を含む総称である。
厚口あつぐち紙色上質紙などで使われる紙の厚みを示す段階のひとつで、四六判換算でおおむね78kg相当の厚さのこと。
油紙あぶらがみ紙化学パルプを原料とした紙を油で処理した紙。防水や防錆の目的で使われる。
亜麻紙あまがみ紙亜麻の繊維を原料とした紙。辞典用紙やタバコ用紙などの高級薄葉紙に適する。
亜硫酸パルプありゅうさんぱるぷ紙亜硫酸と亜硫酸塩を使った蒸解液で木材の繊維を処理して作る、化学パルプの一種のことをいう。
安全紙あんぜんし紙偽造や変造を見破れるようにするため、偽造防止の特性を持たせた紙のこと。
アート紙あーとし紙上質紙をベースに、鉱物性の顔料を塗って強い光沢をつけた印刷用紙のこと。写真の発色が良く、高級な印刷物に使われます。
アートポストあーとぽすと紙アート紙の中でも厚手のもの(四六判換算でおおむね160~240kg程度)のこと。光沢のある塗工紙で、はがきや冊子の表紙などに使われる。
異形版いけいはん紙A列・B列の本判以外にある、印刷用紙の規格外の判型。
板紙いたがみ紙板紙とは、木材パルプや古紙などを原料として作られる厚手で硬い紙の総称で、段ボール原紙や白板紙などがあり、主に包装材料として用いられる。
板目いため紙板の広い面に、年輪のもようが山形や曲線として見える、木材の切り方のこと。
色板紙いろいたがみ紙古紙などを主原料に、表面をあらかじめ着色して仕上げた、化粧品や雑貨などの小型包装箱によく使われる板紙のことをいう。
色紙いろがみ紙各種の色のついた紙の総称で、抄造時に着色したもの、または印刷や吹きつけ、手作業で着色したものがある。彩色紙、染め紙とも呼ばれる。
色上質紙いろじょうしつし紙色上質紙とは、白い上質紙と同じ紙に、染料であらかじめ色をつけた用紙のこと。表面はさらりとして光沢がなく、「色上」と略して呼ばれることもある。
インクジェットはがきいんくじぇっとはがき紙郵便局で販売される官製はがきのうち、裏面がインクジェットプリントに対応した用紙になっているもの。
インクジェット普通紙いんくじぇっとふつうし紙インクジェット方式の印刷に適性をもたせた、普通紙のこと。
インクジェット用紙いんくじぇっとようし紙インクジェット記録方式に使う紙のこと。
印刷情報用紙いんさつじょうほうようし紙紙の品種分類で、書籍や雑誌の印刷から事務のコピーまで、情報を書き、印刷し、記録するための紙をひとまとめにした大分類のこと。
印刷用紙いんさつようし紙書籍や新聞、雑誌などの印刷に用いるために製造された紙の総称。
薄口うすぐち紙色上質紙などで使われる紙の厚みを示す段階のひとつで、四六判換算でおおむね55kg相当の厚さのこと。
薄葉紙うすようし紙紙の重さが非常に軽く薄い紙の総称のこと。ティッシュとも呼ばれ、辞典用紙やカーボン原紙、巻きたばこ用のライスペーパー、複写用紙などに使われる。
薄葉和紙うすようわし紙こうぞ・みつまた・がんぴ・マニラ麻などを原料にして抄いた、坪量40g/m2以下の薄い和紙のこと。
裏白うらじろ紙表側だけに印刷し、裏面を白紙のままにしたページのこと。
裏白紙うらじろし紙片面だけ印刷した状態でヤレ(不良)になった紙のことをいう。
衛生用紙えいせいようし紙タオル用紙、ティシュペーパー、トイレットペーパー、ちり紙など、日々の衛生や清掃に使われる紙製品の総称のこと。
Sロール紙えすろーるし紙亜硫酸パルプを原料とし、ヤンキー抄紙機で片面だけにつやを出して仕上げた紙。
円網抄紙機えんもうしょうしき紙すき網の部分に円形の網(シリンダー)を使った抄紙機で、複数連ねた多円網抄紙機は板紙の製造に使われることが多い。
A列本判えーれつほんばん紙A列本判とは、625×880mmの寸法を持つ、日本の標準原紙寸法の一つである。
黄色化おうしょくか紙光や空気などの影響で、紙の白色度が下がって黄ばんでいくことのこと。
黄麻紙おうまし こうまし紙黄麻(ジュート)の繊維と化学パルプを混ぜてつくる、強度の高さが特徴の紙のことで、封筒や荷札などに使われる。
オフセット印刷用紙おふせっといんさつようし紙オフセット印刷に適するように、表面の強さや寸法の安定性などを整えた用紙のことをいう。
表と裏(紙面)おもてとうら紙抄紙の工程で、網(ワイヤ)に接していた側の面を裏、その反対側の面を表と呼ぶ、紙の表裏を区別するための呼び分け方のことである。
アイボリー紙アイボリーとは、淡く黄色がかった灰みの白色のことをいい、印刷業界ではその色に染めた上質紙や板紙の名称としても使われる。
アートカンブリック紙綿糸で織った布を染色し、裏に薄い紙を裏打ちして仕上げた製本用クロスのことで、マット調の落ち着いた質感が特徴。
イミテーションアート紙紙アート紙のような強い光沢を持たせるため、塗工する顔料(填料)を多めに配合して仕上げた印刷用紙のこと。
インディアペーパー紙辞書や聖書など、ページ数の多い本の体積を抑えて印刷するために使われる、薄くて不透明度の高い印刷用紙のことをいう。
ウォーターマーク紙紙や画像・文書に、真正性の証明や著作権保護のために入れる、目立たない印のこと。紙では光にかざすと見える透かしを指し、デジタルデータでは著作権保護のために埋め込む情報を指す。
エンボス紙紙エンボス紙とは、凸型と凹型の型で紙をはさんで圧力をかけ、表面に文字や模様の浮き出し・へこみを付けた紙のこと。
エージング紙抄造した紙や、塗布したコーティング剤などの材料を、性質を安定させるために、一定時間、決まった温度や湿度の環境に置いておくことをいう。
語分類意味
灰分かいぶん紙紙や板紙、パルプなどの試料を規定の高温で燃焼させたあとに残る、灰の量のこと。
化学繊維紙かがくせんいし紙化学繊維を主な原料とする紙のことをいう。
化学パルプかがくぱるぷ紙木材などのセルロース繊維原料を、化学薬品を使って処理し、リグニンなどを取り除いて繊維を取り出したパルプのこと。
下級印刷紙かきゅういんさつし紙白色度55%前後の印刷用紙Dと、漫画誌の本文などに使われる特殊更紙の2種に分類される印刷・情報用紙のことをいう。
加工原紙かこうげんし紙そのままの状態で使うのではなく、ラミネートやコーティングなど、さらに後の加工を前提に作られる原紙のことをいう。
加工紙かこうし紙原紙に塗工、含侵、貼合せ、型付け、成形などの加工をおこない、それぞれの用途に適応させた紙の総称のこと。
かさかさ紙一定の圧力をかけた状態のもとで、紙を一定枚数積み重ねたときの高さを表す数値のこと。書籍や雑誌の厚みを計算するときに使われる。
嵩高紙かさだかし紙紙の繊維の間に空気を含ませ、同じ重さでも厚くした用紙のこと。単行本などに使われる。
加速劣化かそくれっか紙紙や板紙を加温、または加温と加湿にかけて、保存中に起こる劣化を人為的に進めて推定する試験のこと。
型紙かたがみ紙衣料などを裁断するときに、生地を切り出す形の基準として用いる、丈夫で寸法が安定した紙のことをいう。
片つや仕上げ紙かたつやしあげがみ紙ヤンキー抄紙機で漉いた、片面だけに強いつやをつけた紙のこと。
カット用紙かっとようし紙印刷する前に、あらかじめ1枚ごとの決まったサイズに裁断されている用紙のこと。
カッパー価かっぱーか紙パルプの蒸解(繊維を取り出す処理)の進み具合を示す数値の一つで、一定量のパルプが過マンガン酸カリウム溶液を消費する量で表すこと。
壁紙原紙かべがみげんし紙壁紙の基材となる層のためにつくられる原紙で、糊づけや型押しに耐えられるよう強いサイズ処理が施されている。
紙かみ紙植物繊維などを水中で分散させ、薄い層に絡み合わせて脱水・乾燥して作るシート状の材料のこと。印刷用紙、包装用紙、板紙などの種類がある。
紙加工仕上げ寸法かみかこうしあげすんぽう紙紙加工仕上げ寸法とは、書籍や雑誌、証券、事務用紙、図画用紙などの用途ごとに定められた、紙の仕上がりの寸法のことをいう。
紙加工仕上寸法かみかこうしあげすんぽう紙書籍・雑誌・証券・事務用紙・図画用紙・便せんなどについて定めた、紙の仕上がり寸法のこと。
紙くせかみくせ紙枚葉紙が平らにならず、給紙がうまくいかなかったり、見当(刷り合わせの位置)が合わなかったりして作業に支障が出る現象のこと。
紙の仕上げかみのしあげ紙カレンダリングなどの機械的な処理によって、紙や板紙に与える表面の特性のこと。
紙の試験法かみのしけんほう紙紙の強度や平滑度、気孔度、白色度などの物性を調べる試験方法の総称。印刷適性を見極める指標になる。
紙の伸縮かみのしんしゅく紙湿度の変化によって生じる、紙の寸法の変化のことをいう。
紙の寸法かみのすんぽう紙書籍やノートなど紙製品の仕上がり寸法のことをいう。
紙の鳴りかみのなり紙紙を両指でつまみ、指先で軽く振動させたときに発する音で紙の剛度を確かめる簡易な確認方法。
紙の目かみのめ紙紙の目とは、紙を作る際に繊維がそろって並ぶ方向のこと。長辺と平行なら縦目、直角なら横目と呼び、折りやすさや伸縮の方向が変わる。
紙袋かみぶくろ紙1層以上の紙を筒状に重ねて、少なくとも一方の端をふさいだ紙製の袋のことをいう。
紙目かみめ紙紙を作るときにパルプ繊維が並ぶ方向のこと。仕上がりの長辺と平行なら縦目、短辺と平行なら横目と呼び、目に沿って折れやすく裂けやすい。
唐紙からかみ紙版木に雲母粉などを混ぜた糊を塗り、その上に紙を置いてこすることで模様をつける技法、またはその技法で作られた紙のことをいう。
感圧紙かんあつし紙筆記具やプリンターの圧力だけで、重ねた下の紙にも複写がとれるように加工された特殊な紙のことをいう。
感圧接着紙かんあつせっちゃくし紙圧力を加えるだけで接着する、感圧タイプの接着剤を塗った紙のこと。
感圧複写紙かんあつふくしゃし紙感圧複写紙とは、筆記による圧力を利用して複写をとることができる加工紙のことをいう。狭義にはノーカーボン紙を指す。
感光紙かんこうし紙原紙に感光液を塗布して作った紙。光が当たった部分と当たらない部分の差で像が残る。
緩衝材かんしょうざい紙緩衝材とは、物と物とがぶつかる際の衝撃を和らげるために使われる、クッション性のある材料のことをいう。
感熱紙かんねつし紙熱を加えると化学反応で変色する物質を塗布し、熱エネルギーによって文字や画像を形成する、感熱材料を塗った紙のことをいう。
感熱複写紙かんねつふくしゃし紙熱エネルギーをパターンとして与え、その熱的な変化を利用して画像形成を行う複写紙のこと。ファクシミリやプリンターなどで用いられる。
カンバス(抄紙)かんばす紙抄紙機で、湿った状態の紙を乾燥シリンダーへ運び、そこへしっかりと押し付けるために使われている帆布のことを指している用語。
缶用板紙かんよういたがみ紙飲料缶や食品缶などの丸缶づくりに使われる板紙のことで、丸缶用板紙とも呼ばれ、缶の種類に応じた耐水加工が施される。
カーテンコーティングかーてんこーてぃんぐ紙塗料を一定の薄い帯状に落下させ、その下に紙や板紙などを走らせて連続した膜を作る、コーティングの手法のこと。
カーテン塗工かーてんとこう紙幅方向に設置したスリットから塗工液を噴射し、その流れに紙や板紙を通して塗る塗工方式のこと。
画仙紙がせんし紙書道や水墨画に使われる、墨の発色やにじみに適した和紙のことをいう。
含浸がんしん紙紙に薬剤や樹脂などの液体を染み込ませる加工。耐水性や耐折性などの機能を持たせるために行う。
含水率がんすいりつ紙紙や木材などの材料に含まれる水分の割合のことをいう。
雁皮がんぴ紙ジンチョウゲ科の植物で、古くから日本の手すき和紙の原料に使われてきた繊維のこと。楮、三椏と並ぶ代表的な和紙の原料である。
雁皮紙がんぴし紙ジンチョウゲ科の植物「雁皮」の皮の繊維を原料にして漉いた、強くて平滑な光沢のある手すき和紙のことをいう。
機械すき紙きかいすきがみ紙抄紙機を使って大量に製造する紙のことをいい、現在市場に出回っている紙の大半がこの方式で作られている。
機械パルプきかいぱるぷ紙木材を機械的に処理して作るパルプのこと。略称はMP。
菊全判きくぜんばん紙636×939mmの原紙寸法で、A列仕上がりの印刷物を作る際に選ばれる用紙サイズのこと。
菊半裁きくはんさい紙菊判の全判サイズ(636×939mm)を半分に断裁した用紙のこと。寸法は469×636mmになる。JISで定められた原紙5種(A列本判・B列本判・四六判・菊判・ハトロン判)を半分にした用紙はそれぞれ対応する半裁の名称で呼ばれる。
菊判きくばん紙紙の原紙寸法のひとつで、939mm×636mm。この原紙を16面に断裁した書籍サイズも「菊判」と呼ばれます。
キャストコート紙きゃすとこーとし紙キャストコート紙とは、塗料を塗った紙がまだ乾かないうちに、鏡のような金属面へ押し当てて仕上げ、強い光沢を持たせた印刷用紙のこと。
吸水度きゅうすいど紙規定した条件・時間のもとで紙や板紙に吸収された水の質量を、1平方メートルあたりに換算した値。コッブ値ともいう。
吸油度きゅうゆど紙顔料や紙などの材料が、一定の条件のもとでどれだけの油を吸収できるかを示す数値をいう。
京花紙きょうはながみ紙こうぞや木材パルプで漉いた薄葉紙のこと。
局紙きょくし紙みつまたを主原料とした紙。大蔵省印刷局で鳥の子紙に似せて製造したことに由来する。
キロ連きろれん紙紙を1000枚重ねたときの重量をキログラムで表した単位のこと。
禁忌品きんきひん紙製紙メーカーが再生パルプに向かない、またはコストがかかるとして指定した古紙の種類。
金属化紙きんぞくかし紙真空蒸着などの方法で、表面にアルミニウムなどの薄い金属の層をつくった紙で、包装紙やラベルなどに使われる。
金属箔紙きんぞくはくし紙金属箔を貼り合わせてメタリック感をもたせた紙のことで、主にアルミニウムが使われる。
斤量きんりょう紙斤量とは、用紙の重さを表す単位で、原紙(仕上げ断裁前の紙)1,000枚を重ねたときの重さをキログラムで示したものである。
黄ボール(きボール)きボール紙わらを原料とする板紙の一種で、本の表紙の下地や、箱の素材などに使われる厚手の紙のこと。
擬革紙ぎかくし紙強度のある紙の表面に塗工し、エンボスなどの特殊な仕上げを施して、革のような風合いに仕立てた紙のこと。書籍の表紙や壁紙などに使われる。
逆目ぎゃくめ紙紙の繊維の流れる方向(紙目)に対して、折りや製本などの加工方向が直角になっている状態のこと。
雲形(くもがた)くもがた紙マーブル紙やクロス(布)に見られる、雲のような不規則な模様のこと。
グラシンくらしん紙化学パルプを高度にすり潰し、スーパー仕上げをして薄く仕立てる、透明度の高い紙のことをいう。
クラフト紙くらふとし紙クラフト紙とは、繊維の長いクラフトパルプを原料とした強度の高い紙の総称で、漂白工程を行わないため茶色みを帯びており、包装紙や封筒、段ボールの材料などに広く使われる。
グラシン紙ぐらしんし紙化学パルプを高度に処理して薄く漉き、強い圧力と熱を加えて繊維の隙間をなくすことで、半透明でつるつるに仕上げた薄葉紙のこと。
蛍光紙けいこうし紙蛍光染料を使って作られた、通常の色紙より発色が強く、遠目にも目立つ色合いになる特殊な用紙のことを指す。
蛍光増白剤けいこうぞうはくざい紙紫外線を吸収して青紫色の光を反射させることで、紙や繊維をより白く見せるために添加する蛍光染料のことを指す。
軽量コート紙けいりょうこーとし紙従来のコート紙より塗工量を減らして、軽くした印刷用紙のこと。雑誌本文やチラシなどに使われる。
軽量紙けいりょうし紙厚さの割に軽く、密度の低い紙の総称。軽量書籍用紙や軽量薄葉紙などが含まれる。
結束繊維けっそくせんい紙紙の中で、互いに結合している繊維のことをいう。
建材原紙けんざいげんし紙ルーフィングや石こうボードなど、建築材料の製造に使う板紙の総称のこと。
ケント紙けんとし紙紙質が硬く、消しゴムでの修正にも強い、主に製図やイラスト用に使われる画用紙のこと。名刺やカレンダーにも使われる。
原紙げんし紙印刷や塗工などの後の加工を前提とした、もとになる紙のこと。何の前段階かで指すものが変わり、断裁前の大きな紙をいう場合もある。
原紙寸法げんしすんぽう紙仕上げ寸法に断裁する前の、原紙(全紙)の標準寸法のこと。
叩解(こうかい)こうかい紙叩解とは、紙を抄造する際の前処理として、パルプを水中に分散させながら押しつぶしたり切断したりする機械的な処理工程のことをいう。
光学的文字読取り紙こうがくてきもじどくしゅし紙文字や記号を光学的に読み取るデータ処理方式(OCR)に用いる紙のこと。
高収率パルプこうしゅうりつぱるぷ紙通常の化学パルプよりも、原料の木材から高い割合でパルプを取り出せる製法でつくられるパルプの総称をいう。
楮こうぞ紙クワ科の落葉低木で、強靱な靱皮繊維を持ち、和紙の主要な原料として古くから使われてきた植物をいう。
楮(こうぞ)こうぞ紙クワ科の落葉低木で、和紙の主原料の一つ。成木は約3メートルに成長し毎年収穫できる。樹皮の繊維は太く強靱で、障子紙や美術紙、奉書紙など幅広い用途に使われる。
光沢こうたく紙光を反射する能力によって特徴づけられる、物体表面の光学的な性質のことをいう。
光沢紙こうたくし紙表面に光沢のある加工が施された用紙のこと。コーティングによってインクがよく吸収され、発色が鮮やかになる。写真やイラストを印刷したポスター・チラシ・カタログなど、見た目の華やかさを重視する印刷物に向く。
光沢仕上げこうたくしあげ紙乾燥またはカレンダリング(加圧・加熱のローラー処理)によって、紙に光沢を与える仕上げ作業のこと。
光沢度こうたくど紙正反射光の割合や拡散反射光の方向分布などに注目して、物体表面の光沢の程度を一次元的に表す指標。
厚薄表示こうはくひょうじ紙紙の厚みを、重さの数値(連量)ではなく、厚い・薄いという言葉の段階で示す表示方法のこと。
黒液こくえき紙木材からパルプを取り出す工程で発生する、リグニンなどを含む黒色または褐色の廃液のこと。
木口こぐち紙木材の繊維が伸びている方向に対して、直角に切ったときにできる断面のこと。
腰(こし)こし紙紙の弾力性の強さ・弱さを表す言葉。曲げたときに戻る力が強い紙を「腰が強い」、へたりやすい紙を「腰が弱い」と言う。
こり紙こりとは、パルプや紙、古紙ななどを梱包機でぎゅっと圧縮し、ひもなどで結束したひとまとまりのことで、「ベール」とも呼ばれる。
コロムペーパーころむぺーぱー紙石版の製版に使われてきた、クレヨンなどで直接描画できる透明な転写紙のことをいう。
こわさ紙紙を曲げたとき、もとに戻ろうとする抵抗の強さのこと。剛度とも呼ばれる。
コーターこーたー紙紙やフィルムなどの原反の表面に塗工液を均一に塗布し、乾燥させて薄い膜をつくるための機械のこと。塗工機ともいう。
コート紙こーとし紙上質紙や中質紙の表面に塗料を塗って光沢を出した紙のこと。アート紙より塗工量が少なく、価格を抑えやすいのが特徴です。
合成紙ごうせいし紙合成紙とは、石油系の合成樹脂を主な原料として作られ、紙としての用途に使えるよう印刷適性を持たせた素材である。
合成繊維紙ごうせいせんいし紙合成樹脂の繊維を主体に、天然パルプを加えて抄造した紙のことをいい、ポリエチレン紙やナイロン紙などがある。
カオリン紙白色の粘土鉱物で、紙に光沢や白色度、平滑さを与えるための塗工用の顔料として使われる原料のこと。
カゼイン紙牛乳などに含まれるたんぱく質を、酸や酵素のはたらきで脱脂乳から沈殿させて得る材料のこと。
カレンダー加工紙紙に光沢をつけたり、紙の厚みをそろえたりするために、塗工後の紙を強い圧力をかけて金属ロールの間に通すことのこと。
カーボン原紙紙カーボン紙用の原紙のことで、薄く地合いが良く、強度の高いことが求められる。
カーボン紙紙手書きやタイプライターなどで文字を複写するため、原紙の間に挟んで使う、片面に顔料などを塗布した紙のこと。
カール紙湿度や水分の吸収・放出によって紙が反り、丸まってしまう現象のこと。
クラウン紙イギリスを起源とする、洋紙の判型の一つのことをいう。
クラフトパルプ紙木材チップを水酸化ナトリウムと硫化ナトリウムの混合液で加圧加熱して作る、化学パルプのこと。
クレープ紙紙湿った紙にドクタという刃を使って、ちりめん状のしわをつけた紙の総称のことをいう。
グラビア用紙紙グラビア印刷に適した、塗工されていない用紙のことをいう。
グロス紙個数を数える単位の一つで、1グロスは12ダース、すなわち144個を表す単位のことをいう。
ケナフ紙アフリカ原産のアオイ科の一年草で、東南アジアやオーストラリアなどでも栽培され、非木材パルプの原料になる植物のこと。
ケミグランドパルプ紙木材に薬液をしみ込ませたあと機械的に処理してつくる、高収率のパルプのこと。
ケミサーモメカニカルパルプ紙木材チップに短時間・低濃度の薬液をしみ込ませて加熱し、高温下でリファイニングしてつくるパルプのこと。
コットン紙紙化学木材パルプで作られた、上質で軽量、ざらついた質感を持つ高級紙。
コロイド紙直径10⁻¹~10⁻³μmの微粒子(分散質)が、媒質(分散媒)の中に分散している状態のこと。
コート原紙紙抄紙機で作られた、塗工印刷用紙のもとになる原紙。上質紙ベースと中質紙ベースに分かれる。
語分類意味
最厚口さいあつぐち紙色上質紙などで使われる紙の厚みを示す段階のひとつで、四六判換算でおおむね132kg相当の厚さのこと。
砕木パルプさいぼくぱるぷ紙木材を砕木機で機械的に磨り砕いてつくる、機械パルプの一種のことをいう。
サクションボックスさくしょんぼっくす紙抄紙機で、ワイヤーやフェルトに接した状態で箱の内部を減圧し、湿紙やフェルトから水分を吸い取る装置。
錆止め紙さびどめし紙金属を包装するときに、錆の発生を防ぐための工夫が施された紙の総称のことをいい、2つの型に分けられる。
更紗紙さらさがみ紙幾何学模様を型押しで染めた、マーブル紙の一種。
晒(さらし)クラフトパルプさらしくらふとぱるぷ紙クラフト法で取り出した化学パルプに、さらに漂白処理をほどこしたパルプのことをいう。
晒パルプさらしぱるぷ紙漂白剤を使って漂白したパルプ。
三三判さんさんばん紙JISの規格寸法には含まれない原紙寸法の一つで、697mm×1,000mmの判型をいう。
酸性紙さんせいし紙ペーハー3.0〜5.5程度の酸性度が強い条件でつくられた紙のことで、褪色しやすく保存性に劣る。東京都製本工業組合の製本用語集に載る紙である。
酸性紙(さんせいし)さんせいし紙酸性度が強い条件で作られた紙のことで、色あせしやすく、長期保存には弱いという性質を持つ紙のこと。
雑種紙ざっしゅし紙印刷用紙や板紙などの主要な分類にあてはまらない、多様な用途の紙をまとめた分類項目のこと。
更紙ざらがみ紙更紙とは、機械パルプを主原料とし、少量の化学パルプを加えて作られる非塗工の下級印刷用紙である。
紙管原紙しかんげんし紙紙・箔・織物などを巻く心棒や、紙ドラムをつくるための強サイズ紙のこと。
紙器用板紙しきよういたがみ紙紙コップや紙皿などの紙器をつくるために使われる、厚みのある板紙のことで、通常の用紙類より厚みがある。
試験片しけんへん紙塗料や紙、ゴム、プラスチックなどの性質を調べるため、規定の形状や寸法に整えた試料のこと。
紙質ししつ紙印刷に使う用紙そのものの種類や性質を指す言葉で、表面に加工のある塗工紙と、加工のない非塗工紙とに大きく分けて考えられている。
四裁ししゃい紙原紙や全判の用紙を縦横に2回切り分けて、4分の1のサイズにすること、またそうして作られた用紙のサイズを指す。
湿潤強さしつじゅんつよさ紙紙や板紙を水の中に浸して湿らせたあとに測定する、引張り強さのことをいう。
湿潤引張強さしつじゅんひきはりつよさ紙紙や板紙を水に浸したあと引っ張り、破れるまでの最大の力を、幅1mあたりに換算した数値のこと。
紙幅しふく紙段ボールの材料になる段ボール原紙の幅のことをいい、コルゲータで段ボールに加工していく工程の基本的な寸法になる。
〆しめ紙断裁して小さくした用紙1000枚を表す単位。「しめ」と読み、A3判やB4判など小サイズに切った紙の数量を数えるときに使う。
書院紙しょいんがみ紙こうぞを主な原料とする手すき和紙の一種のことで、障子紙や色紙など、紙そのものの風合いを生かす用途に使われてきた紙である。
証券用紙しょうけんようし紙偽造防止のための識別用の特徴を持たせた紙。銀行券の印刷などに使われる。
衝撃あな開け強さしょうげきあなあけつよさ紙振り子の先に取り付けた三角すい形の貫通部が、衝撃で試験片にあなを開けるのに必要な仕事量のこと。
抄紙しょうし紙パルプなどの繊維を水に分散させた紙料から湿紙をつくり、脱水と乾燥を経て紙にする工程のこと。工業的には抄紙機で連続して行う。
抄紙機しょうしき紙紙を抄造する機械のこと。水に薄めたパルプを原料に、紙の層をつくる工程から圧搾・乾燥・巻き取りまでを一台でつなげておこなう。
障子紙しょうじがみ紙こうぞや化学パルプ、化学繊維を主原料とした、障子に使う紙のこと。
書籍用紙しょせきようし紙書籍や雑誌、パンフレットなどの本文に使われる用紙の総称のこと。不透明度が高く、なめらかでコシがあるなど、印刷や読みやすさに適した性質が求められる。
紙料しりょう紙離解(りかい)したパルプを水に溶かした、紙をつくるために使う原料の懸濁液のこと。
白板紙しろいたがみ紙板紙の一種で、多層に重ねすいた紙の表面(または両面)に白い紙料を用いたもののこと。印刷適性と製函適性に優れ、多くは再生紙が使われる。
四六全判しろくぜんばん紙788×1091mmの原紙寸法で、B列仕上がりの印刷物を作る際に選ばれる用紙サイズのこと。
四六半裁しろくはんさい紙四六全判(788×1091mm)の原紙を半分に断裁した用紙サイズのことで、仕上がり寸法は545×788mmになる規格名。
四六判しろくばん紙紙の原紙寸法のひとつで、788mm×1091mm。このサイズを32面に断裁した本のサイズも「四六判」と呼ばれます。
白ボールしろぼーる紙表層にさらしパルプを、表下層には脱インキした新聞古紙を、中層・裏層には新聞や雑誌などの古紙を使う板紙のこと。
伸長紙しんちょうし紙通常の紙よりも伸び縮みしやすいよう、繊維の加工や配合を工夫してつくられた紙のことをいう。
浸透しんとう紙流体が材料の表面から裏面まで通り抜ける、紙などの材料が持つ特性のこと。印刷ではインキのにじみなどに関わってくる特性である。
新聞巻取紙しんぶんまきとりし紙新聞の印刷に使われる、ロール状に巻かれた用紙のこと。新聞用紙とも呼ばれる。
地合いじあい紙紙を構成する繊維組織の均整の程度のこと。紙を透かして見て全体が均一なら良い地合い、厚薄のムラがあれば悪い地合いとされる。
磁気記録紙じききろくし紙紙の表面や内部に磁性体を含ませ、磁気的な情報を記録できるようにした特殊紙のことをいう。
事前印刷用紙じぜんいんさつようし紙ダイレクトメールなどで、可変の情報を印字する前に、オフセット印刷などで固定の情報をあらかじめ刷っておく用紙のこと。
辞典用紙じてんようし紙辞典のように多くのページを一冊に収める印刷物に使う、薄くて不透明度の高い印刷用紙のこと。
純白ロール紙じゅんぱくろーるし紙さらしパルプを原料に、ヤンキー式抄紙機で抄造した、片面に光沢のある紙のこと。
順目じゅんめ紙順目は、紙の繊維の向き(紙目)が、本の背や折り目の方向と平行になっている状態である。本が開きやすく、折り加工もしやすい。
順目折りじゅんめおり紙紙を折るとき、紙の目(繊維の流れる方向)と平行になるように折ることをいい、折り目のきれいさや裂けにくさに関わる。
上級印刷紙じょうきゅういんさつし紙印刷・情報用紙のうち、非塗工の印刷用紙のひとつのこと。
上更紙じょうざらし紙上更紙とは、化学パルプを40〜70%配合した非塗工の印刷用紙のことで、JIS P3103「印刷用紙C」に相当する紙である。
上質紙じょうしつし紙化学パルプ100%を原料とした、表面に塗料を塗っていない印刷用紙のこと。コピー用紙もほとんどがこの上質紙です。
情報用紙じょうほうようし紙情報の伝達や記録に使う紙の総称のこと。
水分すいぶん紙紙やパルプに含まれる、水の量のこと。
水溶紙すいようし紙水に溶ける性質を持つ紙のこと。
すき合せ板紙すきあわせいたがみ紙外側の層が、中間の層とは違う紙料や色でできている板紙のこと。
錫箔紙すずはくがみ紙銀色の金属を塗った紙の総称のこと。
寸法安定性すんぽうあんていせい紙紙やプラスチックフィルムなどの印刷基材が、温度・湿度などの環境変化があっても寸法(伸び縮み)を起こしにくい性質のこと。
図画用紙ずがようし紙製図や絵画、図画を描くときに使われる、表面が固く粗めに仕上げられた紙の総称のこと。
製本用板紙せいほんよういたがみ紙装丁本の表紙など、製本の平(表紙のボード部分)に使うための、しっかりとした厚みのある板紙のこと。
繊維方向せんいほうこう紙段ボール原紙をつくる工程で、パルプ繊維が縦方向にそろって並んでいる状態のことを指す言葉。
選別せんべつ紙紙の製造や検査で使う言葉。古紙やぼろの品質分け、または平判紙の良品・不良品の仕分けを指す。
ゼロスパン引張強さぜろすぱんひきはりつよさ紙試験機のつかみ具のあいだの間隔をゼロにした状態で測る、紙の引張強さのこと。
全判ぜんばん紙断裁する前の、規格寸法で定められた原紙そのままの大きさの用紙のこと。
ソフトネスそふとねす紙紙の柔軟性を示す言葉で、クラークのこわさ試験機で測る。紙の圧縮性や嵩(かさ)と関係する特性。
損紙そんし紙損紙とは、印刷や製本などの工程で発生する、製品として使用できなくなった紙のことで、「ヤレ(ヤレ紙)」とも呼ばれる。
損紙、ヤレ(waste)そんし やれ紙印刷工程で何らかの理由により、製品として使えなくなった用紙のこと。もとは「破れ」が変化した通称とされ、できた段階によって白紙のまま無駄になったものや、刷った後に無駄になったものなどに分けられる。
サイズ紙紙の毛羽立ちやインキのにじみを防ぐために、紙の吸水性を抑える処理のこと。また、その処理に用いる薬品(サイズ剤)のこと。
サイズプレス紙抄紙機の乾燥部の中間に取り付けられ、紙の表面にサイズを施す装置。
サイズ剤紙紙やパルプの表面に添加して、吸収性を減らし強度を高める物質。
サイズ度紙紙が筆記インキや水の浸透にどれだけ抵抗するかを表す値。
サーモメカニカルパルプ紙木材チップを蒸気で加熱してやわらかくしたあと、高温・高圧のまま機械で繊維をほぐしてつくるパルプをいう。
シーズニング紙印刷前に用紙を印刷室の温度や湿度になじませて、寸法の変化を抑えること。
ジュートボード紙古紙を主な原料とし、片面または両面にクラフトパルプやクラフト古紙パルプをすき合わせてつくる、包装用の板紙のことをいう。
ジュートライナー紙クラフトパルプを表層に、古紙を裏層に使った段ボール・ソリッドファイバーボード用の板紙。
スライム紙紙・パルプの製造工程中、原質液の中に微生物の働きでできる粘状物質のこと。
スーパーカレンダー紙用紙に高い光沢と平滑性を与えるために使う、多段式の機械のこと。
スーパー仕上げ紙紙スーパーカレンダーという装置で平滑に仕上げ、強い光沢をつけた用紙。略称SC紙。
セミケミカルパルプ紙薬品による化学処理と、機械による処理を組み合わせてつくる、収率の高いパルプをいう。
セミケミカル法紙木材チップを薬品でやわらかくしたあと、機械力を加えて繊維をほぐすパルプの製造方法をいう。
ゼータ電位紙ゼータ電位とは、液体中に分散した粒子の表面と、その周りの液体との間に生じる電位差のこと。
ソーダパルプ紙苛性ソーダだけを含む薬液で原料を連続的に処理してつくるパルプで、非木材の植物原料からパルプをつくるときによく使われる。
語分類意味
耐候紙たいこうし紙日光やオゾン、風雪、温湿度といった自然環境に対して耐性のある紙。
耐水紙たいすいし紙水にぬれても繊維どうしの結びつきがこわれにくいように加工した紙で、水を完全に通さない防水紙とは区別される。
耐折強さたいせつつよさ紙紙などを一定の張力のもとで繰り返し折り曲げたとき、破断するまでどれだけ耐えられるかを示す強さのこと。
耐油紙たいゆし紙油脂類の浸透に対して高い抵抗力を持つ紙。カーボン原紙などが含まれる。
耐油性たいゆせい紙油類に触れても変化しにくい性質。
縦方向たてほうこう紙紙や板紙を抄造するときに、紙がすすむ方向と平行な、紙の目の方向のこと。
縦目たてめ紙断裁された紙の長辺と、紙の繊維の流れが平行になっている紙のこと。T目とも表記し、横目の反対語にあたる。
タブロイド判たぶろいどばん紙タブロイド判とは、新聞判型の一種で、通常の新聞判型(ブランケット判)の半分程度の大きさのものをいう。
炭酸カルシウムたんさんかるしうむ紙石灰石や貝殻などに多く含まれる、カルシウムの炭酸塩からなる白色の鉱物・化合物のことをいう。
単板たんぱん紙ロータリーレースやスライサーなどを使って木材から薄く切り出した板のことで、合板をつくる材料になる。
ダル調コート紙だるちょうこーとし紙紙の表面の平滑性を高くして、光沢やつやを抑えたコート紙のこと。
檀紙だんし紙表面に細かい縮緬(ちりめん)状のしわを持たせて仕上げた、厚手で白い高級和紙のこと。
ダンディロールだんでぃろーる紙長網抄紙機のワイヤー部で、サクションボックスの上にあるワイヤーを張った、小形の中空ロールのこと。
地券紙ちけんし紙古紙を原料として製紙された下級紙のことで、硬質で薄く、耐折性には劣り裂けやすいが、紙と紙を接着する糊はよく効く性質を持つ。
地図用紙ちずようし紙地図の印刷に適するよう、引裂強さや耐折強さ、寸法の安定性を特に高めてつくられた印刷用紙のこと。平滑性や印刷適性も求められる。
中厚口ちゅうあつぐち紙色上質紙などで使われる紙の厚みを示す段階のひとつで、四六判換算でおおむね66kg相当の厚さのこと。
中級印刷紙ちゅうきゅういんさつし紙白色度75%程度以下の非塗工印刷用紙である印刷用紙Bをはじめ、印刷用紙C、グラビア用紙の3種に分類される印刷・情報用紙のことをいう。
中質紙ちゅうしつし紙中質紙とは、上質紙と更紙(普通紙)の中間に位置する印刷用紙で、化学パルプの配合率がおおむね40〜70%程度、印刷用紙B・C、グラビア用紙などの総称。
中しん原紙ちゅうしんげんし紙段ボールの波形部分をつくるのに使う板紙のこと。
中性紙ちゅうせいし紙酸性物質をほとんど含まず、中性から弱アルカリ性の状態で抄造された、劣化しにくく保存性の高い紙のこと。
超厚口ちょうあつぐち紙色上質紙などの紙の厚みを示す段階のうち最も厚いもので、四六判換算でおおむね180kg相当の厚さのこと。
調湿紙ちょうしつし紙抄造したばかりの用紙の水分含有量を、あらかじめ決めた一定の水準に調整して、寸法の安定性を高めた用紙のことをいう。
長尺紙ちょうじゃくし紙A判・B判など標準の用紙サイズより長さが大きく、横断幕やカタログなど用途に合わせて長い形状に仕立てられた特殊な用紙。
ちり紙ちりがみ紙薄葉衛生用紙の一種で、平らな判型になっている紙のこと。
継紙つぎがみ紙色や質感の異なる複数の紙を切ってつなぎ合わせ、一枚の装飾紙に仕立てる、平安時代に発達した和紙工芸の伝統技法。
坪量つぼりょう紙紙や板紙を1平方メートルに切り出したときの重さのこと。単位はg/㎡で、米坪(べいつぼ)ともいう。数字が大きいほど厚い紙の目安になる。
艶紙つやがみ紙片面に色の塗被を施し、平滑な石でこすって強い光沢をつけた紙。
つや紙紙片面塗工紙にフリント光沢またはブラッシ光沢の仕上げを施し、片面だけに強い艶を出した紙のことをいう。
手すき紙てすきがみ紙すき方(紙を抄く型枠の動かし方)によって、ためすきと流しすきの二つに分けられる、手作業で製造した紙のことをいう。
典具帖てんぐじょう紙とくに精選したこうぞを原料に、しゃ(紗)を張った竹すを使って流しずきした、極薄の和紙のこと。
塡料てんりょう紙紙をつくるときに、不透明さや白さ、表面の滑らかさ、しなやかさ、インクの吸い込みやすさ、重さといった性質を高めるために配合する材料のことをいう。
でんぷんでんぷん紙とうもろこしやじゃがいもなどに含まれている多糖類のことで、紙の製造でサイズ剤や塗工、接着の原料としても広く使われている。
トイレットペーパーといれっとぺーぱー紙さらし化学パルプや古紙などを原料に、ヤンキー式抄紙機で抄造し、乾燥筒(ヤンキードライヤ)の上でクレープ(しわ)加工を施した紙のこと。
透気抵抗度とうきていこうど紙一定の面積・圧力差のもとで、決まった体積の空気が紙を通り抜けるのにかかる時間で表す指標のこと。
透気度とうきど紙紙を一定の条件で空気がどれくらい通り抜けるかを示す、紙の通気性の度合いのこと。
透湿度とうしつど紙紙やフィルムなどのシート状の材料を、水蒸気が一定の条件下でどれくらいの速さで通り抜けるかを数値で示した度合いのこと。
透明紙とうめいし紙透明な紙の総称。グラシン紙や、油やパラフィンで透明加工した油紙・ろう紙などを含む。
特厚口とくあつぐち紙色上質紙などで使われる紙の厚みを示す段階のひとつで、四六判換算でおおむね107kg相当の厚さのこと。
特薄口とくうすぐち紙色上質紙などで使われる紙の厚みを示す段階のうち最も薄いもので、四六判換算でおおむね45kg相当の厚さのこと。
特殊紙とくしゅし紙特殊紙とは、コート紙や上質紙など一般的な印刷用紙とは異なる薬品・製法で作られ、独自の色や風合い、機能性を持たせた紙の総称である。
塗工とこう紙材料の表面に別の液体材料を一層または複数層にわたって塗りつけるプロセス。
塗工印刷用紙とこういんさつようし紙印刷の仕上がりをよくするために、顔料と接着剤を混ぜた塗料を原紙の片面または両面に塗って仕上げた印刷用紙のこと。
塗工紙とこうし紙表面に顔料と接着剤を混ぜた塗料を塗った用紙の総称のこと。アート紙やコート紙などがあり、印刷の再現性を高めます。
共紙ともがみ紙共紙とは、書籍や冊子、カタログなどで、表紙や扉、口絵といった付き物を、本文と同じ用紙で作ることをいう。
取り都合とりつごう紙紙を無駄なく使うために、決まった寸法の原紙から仕上がりサイズを何面取れるかを計算すること、またその取れぐあいをいう。
鳥の子とりのこ紙がんぴを原料にした、淡黄色で厚みと密度のある手すき和紙のこと。
タック紙紙裏面に接着剤を塗り、剥離紙で保護した、シールやラベルに使う紙のこと。
タブロイド紙新聞の判型のひとつで、広げたサイズがおよそ23.5インチ×14.75インチ(597ミリメートル×375ミリメートル)になる版形のことをいう。
ターポリン紙紙防水性を高めるため、両面にアスファルトを塗布して貼り合わせた紙のことをいう。
ダル紙つや消し加工をした印刷用紙やニス・コーティングのうち、マット系仕上げよりも、わずかに光沢が出るように仕上げたものをいう。
チタン紙紙他の顔料とともに二酸化チタンをすき込んでつくった紙のことをいう。
チップ紙チップとは、パルプや繊維板などの原料にするために木材を細かく切削した、縦横2〜4センチ・厚さ4〜5ミリほどの小片のこと。
チップボール紙雑誌などの下級古紙を主な原料としてつくられる板紙のことをいう。
トレーシングペーパー紙図面や下絵を上から透かして複写するために使う、透明度の高い薄い紙のこと。
トール油紙針葉樹を蒸煮したパルプ廃液から採れる、油状の物質のこと。樹脂酸と脂肪酸を主成分とする。
語分類意味
長網抄紙機ながあみしょうしき紙長網抄紙機とは、コンベアのように走行する長い帯状の網(ワイヤー)の上に紙料を流し出し、脱水しながら紙の層を形成していく抄紙機のことをいう。
捺染紙(昇華転写紙)なっせんし紙昇華型の分散染料を含むインキで印刷した、ポリエステル系の布製品に転写するための専用紙のことをいう。
難燃紙なんねんし紙燃えにくくする薬剤を加工した、燃焼を抑制する性質をもつ紙のことをいう。
にじみ率にじみりつ紙インクジェット印刷で、インク液滴の直径と、用紙上に着弾して広がったインクドットの直径との比率のこと。画像設計の基礎数値となる。
粘着紙ねんちゃくし紙片面に感圧接着剤を塗布し、剥離紙と貼り合わせて2層構造にした紙のことで、ラベルやシールなどに使われる。
ノーカーボン紙のーかーぼんし紙筆圧やプリンターなどの圧力を加えると発色するしくみを持ち、重ねて使うことで下の紙にも同じ文字が複写される紙のこと。
語分類意味
白液はくえき紙パルプを作るクラフト法やソーダ法で、木材チップを煮て繊維を取り出す蒸解の工程に使われている、アルカリ性の薬液のことである。
白色度はくしょくど紙紙の白さの度合いを示す数値のこと。特定の波長の光を紙に当てたときの反射率をもとに、標準の白色板と比べて測定して求める。
白水はくすい紙砕木機や抄紙機などから排出される、微細な繊維を含んで白く見える水。
白土(はくど)はくど紙紙の平滑性や白色度、光沢を高めるために使われる、天然産の白色鉱物顔料のこと。
薄葉印刷紙はくようりんさつし紙印刷・情報用紙のうち、塗工していない印刷用紙で、特に薄く仕上げたもののことをいう。
剝離紙はくりし紙剝離材を塗工して剝離性を持たせた、粘着ラベルや両面テープの裏打ちに使われる紙のこと。
剥離紙はくりし紙シールやラベルなど、粘着製品の裏に貼られている、粘着面を保護するための台紙のことをいう。
剝離強さはくりつよさ紙紙の厚さ方向にかかる力に耐える、紙の内部結合の強さのことで、紙表面だけの強さを示す表面強度とは区別される。
ハトロン判はとろんばん紙原紙(全判)の規格寸法の一つで、900mm×1200mmの大きさを指す。クラフト紙などの包装用紙のほか、地図などにも使われる。
波形加工紙はもんかこうし紙規則的で永続的な波形をつけるための工程で処理した紙のこと。
破裂指数はれつしすう紙板紙の破裂強さを表示坪量で割って補正した指標のこと。比破裂強さと同じ意味で使われる。
破裂強さはれつつよさ紙破裂強さとは、紙の面に垂直な方向から圧力を加えて、破れるまでにかかる力の大きさのこと。
半切紙はんぎりがみ紙杉原紙を横半分に切った紙を指した名称で、後に巻紙を指す言葉として使われるようになった。
半裁はんさい紙工場で作られたままの大きさの紙(原紙・全紙)を、半分に断裁したもののこと。
半紙はんし紙書道などに使う、縦24cm・横33cm程度を基準とする和紙のことをいい、もとは杉原紙を半分に裁ったことからこの名がついたとされる。
バルク厚さばるくあつさ紙紙や板紙を複数枚重ねて一定の静荷重をかけた状態で厚さを測り、そこから計算した1枚あたりの厚さのこと。
バンク紙ばんくし紙上質で強靭な、薄手の筆記用紙をまとめて指す言葉。
バーカーばーかー紙紙の原料となる丸太から、パルプを作る工程のいちばん最初の段階で表面の樹皮をはぎ取るために使われている専用の機械のことである。
パルプぱるぷ紙パルプとは、木材などの植物を機械的あるいは化学的に処理して取り出したセルロース繊維の集合体のことで、紙をつくるための主原料である。製法によって機械パルプ・化学パルプなどに分けられる。
引裂強さひきさきつよさ紙あらかじめ切れ目を入れた紙や板紙を、引き裂き続けるのに必要な力の大きさの平均値のこと。
引張破断伸びひきはりはだんのび紙紙や板紙を規定の条件で引っ張り、破れるまでに伸びた長さを、引っ張る前の長さに対する割合で表した数値のこと。
筆記用紙ひっきようし紙ノートや事務用紙、便せん、帳簿用紙など、筆記性の良さを重視してつくられた紙の総称のこと。
非塗工紙ひとこうし紙非塗工紙とは、印刷用紙のうち、表面に顔料などの塗料をコーティングしていない紙の総称である。原料となるパルプそのものの質感が残るため、筆記性に優れ、文字が読みやすい紙とされる。
比破裂強さひはれつつよさ紙紙や板紙の破裂強さを、その坪量で割って求めた値のこと。厚さや重さの違う紙どうしの強さを比べるときに使う。
比引裂強さひひきさきつよさ紙紙や板紙の引裂強さを、坪量で割った数値のこと。
比引張強さひひっぱりつよさ紙紙や板紙の引張強さを、単位面積あたりの重さである坪量で割って求めた値のこと。
非木材紙ひもくざいし紙木材からつくるパルプを使わず、ケナフやバガス(さとうきびの搾りかす)、竹など、木材以外の繊維を原料にしてすいた紙のこと。
標準仕上寸法ひょうじゅんしあげすんぽう紙原紙や便箋、出版物などの寸法を、国ごとに標準化して定めたもののことをいう。
漂白ひょうはく紙パルプに含まれる色のついた不純物を取り除いたり、無色に変えたりして、紙の白さを高めることをいう。
平判ひらばん紙巻取紙のようなロール状ではなく、A判やB判など決まった寸法の長方形のシートにあらかじめ仕上げられている紙や板紙のことである。
微塗工印刷用紙びとこういんさつようし紙1平方メートルあたり両面で20グラム程度以下の、ごく少量の塗料を塗布した印刷用紙のことをいう。
微塗工紙びとこうし紙中質紙をベースに、少量の塗料を表面に塗工した印刷用紙のこと。
B列本判びーれつほんばん紙日本産業規格(JIS)で定められた原紙寸法の一つで、765×1085mmの大きさをもつ用紙。
ファンシーペーパーふぁんしーぺーぱー紙色合い・柄・手触り・光沢などに工夫を凝らし、高い装飾性を持たせた特殊紙の総称。
フィブリル化ふぃぶりるか紙叩解(こうかい)などの処理を受けた繊維が、部分的に裂けて枝分かれした状態になることのこと。
フォーム用紙ふぉーむようし紙伝票や証券など、あらかじめ書式が印刷された用紙や、コンピューターの出力に使う連続した用紙のこと。
複写伝票ふくしゃでんぴょう紙ノーカーボン紙や裏カーボン紙などを使い、圧力によって発色し複写がとれるようにつくられた伝票のことをいう。
複写用紙ふくしゃようし紙カーボン紙を重ねて複写するのに適した、薄くて丈夫な紙。
不織布ふしょくふ紙繊維を織らずに、絡ませたり接着したりして作られるシート状の素材のことで、天然繊維・化学繊維のどちらからも作られ、紙とも布とも異なる素材とされている。
フールスふーるす紙組織が均等で不透明な、消しゴムで強くこすっても起毛しにくい筆記用紙の一種。
プレスボードぷれすぼーど紙クラフトパルプや木綿パルプを原料にした薄いウェットシートを重ね合わせ、加熱・乾燥してつくる紙のこと。
平滑度へいかつど紙平滑度とは、紙の表面のなめらかさの度合いを表す言葉である。
変形判へんけいばん紙変形判とは、A列・B列など標準として定められた仕上がり寸法にあてはまらない、規格外のサイズで作られた印刷物や書籍のことをいう。
ベック平滑度べっくへいかつど紙試験片とリング状の平面を特定の条件で接触させ、一定量の空気が流れるのに必要な時間で表す、紙の平滑さの指標のこと。
ベーラーべーらー紙古紙を圧縮して梱包する機械設備のこと。古紙ヤード(集積場)での保管や輸送に使われる装置。
奉書紙ほうしょし紙こうぞを原料とした、かさのある手すき和紙のこと。
包装紙ほうそうし紙本や物品を包むための紙の総称。耐水性・防湿性・耐薬品性など求められる特性が多く種類も幅広く、製本では多くクラフト紙が使われる。
細川紙ほそかわがみ紙主に帳簿などに用いられる、楮(こうぞ)を原料とした大判の和紙。
本紙ほんし紙得意先が指定した本刷りに使用するため、注文数量分を製造するのに必要な枚数の用紙を指す語である。
防湿紙ぼうしつし紙湿気が通り抜けるのを防ぐための加工を施した紙のことをいう。
防水紙ぼうすいし紙水を通さない、水不溶性の膜で表面を加工した紙をいい、水をはじくだけの耐水紙よりも強い防水性を持つ。
防せい紙ぼうせいし紙防せい紙とは、金属を包装する際にさびの発生を防ぐための紙の総称で、「さび止め紙」とも呼ばれる。
防錆紙ぼうせいし紙金属製品を包装する際に腐食を防ぐ目的で使われる紙の総称のことで、錆止め紙ともいう。非腐食性の紙と防錆処理紙の2つの型がある。
ポケット判ぽけっとばん紙携帯に便利な小型サイズの本の総称。特定の寸法が規格として決まっているわけではない。
ハトロン半裁紙ハトロン判(900×1200mm)という原紙を、ちょうど半分の600×900mmサイズに断裁した用紙のことを指す言葉で、原紙ごとに半裁の呼び方が変わる。
ハトロン紙紙クラフトパルプを主原料とすることが多い、褐色で片面につやのある紙のこと。
バルカナイズドファイバー紙原紙を塩化亜鉛溶液で処理して一部こう化させたあと、巻き取り、水洗、乾燥、圧搾、光沢付けなどの工程を経てつくる紙のこと。
パピルス紙パピルスとは、カヤツリグサ科の植物であるパピルス草の茎から作られた、古代エジプトで使われた文字の筆記媒体のことをいう。
パラフィン紙紙グラシン紙や模造紙、クラフト紙などに、パラフィンを主とした材料を塗ったりしみ込ませたりして作る、防湿性のある紙のことをいう。
パルプモールド紙国の産業規格(包装用語)では、パルプや古紙などを主な原料として成形・乾燥したもので、トレイや緩衝材などに用いるものと定義されている。
フェルト紙羊毛や合成繊維を用いて、エンドレスに仕上げた織物のこと。
フェルト面紙紙を抄造するとき、抄紙機のすき網(ワイヤー)に接した面とは反対側の、紙の面のことをいう。
ブランケット判紙日本の新聞判型の一つで、日刊新聞紙1ページ分の大きさのこと。
ブリストル紙長網または円網の抄紙機で作られる、上質な厚手の印刷用紙の総称のことをいう。
ブルーイング紙紙の見た目の白さを高めるために、青系の染料をわずかに加える加工のことをいう。
プレートカレンダー紙平らに断裁した紙を亜鉛板などの間に交互にはさみ、数枚重ねて上下2個のロールの間を数回通すことで、紙に光沢をつける機械装置のことをいう。
ベラム紙子牛の皮から作られる上質な羊皮紙、またはそれに似せて作られた紙のことをいう。
ベール紙パルプや古紙などを圧縮し、結束して直方体にまとめた荷姿をいう。
ペーパースラッジ紙ペーパースラッジとは、紙の製造工程、特に古紙を再生する工程で生じる、微細な繊維の成分を含んだ有機質のの汚泥のこと。
ボンド紙紙さらした化学パルプやぼろを原料に、よく叩解してから強いサイズを施してつくった、締まりのある良質の筆記用紙のこと。
語分類意味
枚葉紙まいようし紙枚葉紙とは、抄造後に巻き取られた原紙を、A判・B判・菊判・四六判などの規格寸法に断裁した、シート状の紙のことをいう。
巻心(まきしん)まきしん紙紙を巻き取るときに使う、円筒状の心棒(芯)のこと。
巻き取り紙まきとりし紙巻き取り紙とは、ロール状に巻いた状態の紙のことで、輪転印刷機(ウェブ印刷機)にセットして使う。
巻取紙まきとりし紙輪転印刷機などで使用される、ロール状に巻かれた印刷用紙のこと。
摩擦係数まさつけいすう紙紙の動きを止めようとする摩擦力と、紙に垂直にかかる力との比。静摩擦係数と動摩擦係数に分けられる。
マットコート紙まっとこーとし紙マットコート紙とは、上質紙などをベースにマット系の塗料を塗布した、表面の光沢を抑えたコート紙(塗工紙)のことである。
マーブル紙まーぶるがみ紙大理石模様や波紋状の模様を表面に施した装飾用紙のこと。書籍の見返しや帳簿・伝票の背巻きなどに使われる。「サラサ紙」ともいう。
見返し用紙みかえしようし紙見返し(表紙と中身をつなぐ紙)に使う用紙のこと。本の開閉で負荷がかかるため、本文用紙よりやや厚手で強じんなものを用いる。
未晒パルプみさらしぱるぷ紙漂白処理をしていないパルプ。
密度みつど紙紙や板紙の、単位容積あたりの質量のこと。
みつまた紙ジンチョウゲ科の落葉低木で、樹皮の靱皮繊維が和紙の原料として使われる植物をいう。
美濃紙みのがみ紙こうぞを主原料とした手すき和紙のこと。
耳付き紙みみつきがみ紙周囲を仕上げ断ちせず、縁をそのまま漉き上げた状態にした紙。
ミラーコート紙みらーこーとし紙鏡のように強い光沢をもたせた塗工紙の一種のことで、アート紙とほぼ同じ原紙を用いるが、顔料含有量が多くインキをよく吸収する紙である。
無サイズ紙むさいずし紙サイズ処理(にじみを抑える加工)をしていない紙のこと。
無酸紙むさんし紙遊離の酸を含まない、中性またはアルカリ性の紙のこと。
木材パルプもくざいぱるぷ紙木材を原料にしたパルプのこと。
木理もくり紙木材の組織の性質によって、表面に現れる年輪の模様のこと。一般には木目と呼ばれる。
模造紙もぞうし紙化学パルプで作られた、上質の印刷・筆記・包装用紙のこと。
マシンコート紙紙抄紙機の乾燥部の途中に塗工装置を組み込み、紙をつくる工程の中で表面に塗工までおこなった紙をいう。
マシン仕上げ紙紙抄紙機に直結したカレンダー(ローラー)で光沢をつけた紙のことをいう。略してMF紙ともいう。
マット紙用紙やインキの表面に微細な凹凸を作るつや消し加工を施し、光の反射を抑えて落ち着いた質感に仕上げる印刷仕上げのこと。
マットアート紙紙上質紙をベースにマット系の塗料を塗布し、印刷される面もされない面も光沢を抑えて仕上げたアート紙のこと。
マット紙紙光沢を抑えた印刷用紙のことで、中質紙や上質紙にマット系の塗料を施してしっとりとした質感に仕上げたものが多い。
マニラボール紙両面に晒(さらし)化学パルプを使い、中の層には機械パルプや古紙などを配合して抄き合わせた板紙のことをいう。
マニラ紙紙化学パルプを原料としたマニラ色の強力紙で、荷札や包装紙などに使われる紙のこと。
ミルボード紙ミルボードとは、古紙や木材パルプなどを原料に抄造した厚さ1mm以上の重量板紙で、製本や箱、靴などの材料に使われるもののことをいう。
語分類意味
郵便書簡ゆうびんしょかん紙封をして郵送する、片面だけに通信文を書くようになっている、白色か淡色の不透明な紙のこと。
郵便はがきゆうびんはがき紙封筒を使わずに手紙を送るためのはがきで、片面を通信文用に、もう片面の少なくとも右半分をあて先・切手・郵便の表示用にあてた紙のこと。
溶解パルプようかいぱるぷ紙化学的に高度に精製した、セルロースの純度が高いパルプのことをいう。
洋紙ようし紙洋紙とは、西洋から伝わった製法で機械抄きされた紙の総称で、和紙に対して用いられる語である。
用紙重量ようしじゅうりょう紙使用できる用紙の厚さを表す指標のことをいい、一般的には坪量(gsm)で表される。
横目よこめ紙横目とは、紙の断裁後の短辺と、パルプ繊維の流れる方向とが平行になっている紙のことで、「Y目」とも表記される。
吉野紙よしのがみ紙こうぞを主な原料とした、和紙の一種のこと。
予備紙よびし紙予備紙とは、印刷や製本の作業中に生じる汚損や損紙を見込んで、正紙にあらかじめ余分に付け加えておく紙のこと。
ヤンキー抄紙機紙湿った紙(湿紙)を乾かすために、大きな直径の加熱ロール(ヤンキードライヤ)を使う抄紙機。
ユポ紙ユポとは、ポリプロピレンを主原料とするフィルム法合成紙で、株式会社ユポ・コーポレーションの登録商標である。
語分類意味
ライナーらいなー紙段ボールの表面や裏面に使われる、平らな板紙のことをいう。波形の芯材と貼り合わせて段ボールを構成し、用途によって外装用と内装用に分けられる。
ラフ目らふめ紙表面の光沢が少なく、嵩(かさ)のある印刷用紙のこと。
硫酸紙りゅうさんし紙硫酸紙とは、化学パルプや木綿繊維を原料とした紙を濃硫酸で処理して作られる、半透明で丈夫な紙のことをいう。
硫酸ばんどりゅうさんばんど紙紙のサイズ剤(にじみを抑える薬剤)をロジンと組み合わせて使う際に加える、硫酸アルミニウムのこと。
リールりーる紙抄紙機の終端で、連続した状態のまま出てくる紙を、途切れさせることなくそのままロール状に巻き取っていく大きな専用の装置のこと。
レジンコート紙れじんこーとし紙原紙の表面を樹脂でラミネートした基材の上に、インクを受け止める層を設けた写真出力用の用紙のことをいう。
連れん紙連とは、紙の取引上の数量単位のことで、規定寸法に仕上げた洋紙1000枚(板紙の場合は100枚)を1連とする。
連続伝票用紙れんぞくでんぴょうようし紙コンピュータのアウトプット用に使われる、専用の巻取り用紙のことをいう。
連続用紙れんぞくようし紙プリンターに連続して送られる、つながった一連の用紙。
連量れんりょう紙紙1連(洋紙1,000枚、板紙100枚)あたりの重さをkgで表したもの。紙の厚さを表す指標として使われます。
ろ紙ろし紙液体や気体の中に混ざっている固体の粒子をこしとって分離するために使う紙のことで、化学分析などさまざまな用途に使われている。
ロール紙ろーるし紙長く連続した紙をロール状に巻いた印刷用紙のこと。巻取紙ともいい、大量の部数を高速で刷る輪転印刷機などに使われる。
ライスペーパー紙亜麻や木材パルプを主原料とする、紙巻きタバコ用の紙のこと。
ラテックス紙高分子材料が水の中に細かい粒として分散してできた、乳白色でとろみのある液体のこと。
リファイナー紙リファイナーとは、木材チップの摩砕やパルプの叩解に使う機械のことをいう。
リファイナー砕木パルプ紙木材のチップを、大気圧の下でリファイナー(細かくすり潰す機械)で処理してつくる機械パルプのことをいう。
レザック紙表面に革のような凹凸の文様がある、ファンシーペーパーの一種の用紙のこと。冊子の表紙などによく使われる。
レターサイズ紙北米で標準的に使われる用紙サイズで、8.5インチ×11インチ(約216mm×279mm)の大きさのこと。単に「レター」と呼ぶこともある。
ロジンサイズ紙ロジンサイズとは、松脂を蒸留した後に残る樹脂(ロジン)を、水酸化ナトリウムなどのアルカリでけん化してつくるサイズ剤のことをいう。
語分類意味
和紙わし紙和紙とは、日本で発展してきた特有の紙の総称で、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの靭皮繊維を原料に、日本独自の製法で漉かれた紙のことである。
ワットマンわっとまん紙イギリス人ワットマンが考案した製紙法でつくられた、純白の上質な紙。
ワンプわんぷ紙印刷工場や製紙工場で、印刷製品や用紙を包装するのに用いる紙の俗称。
ワイヤーマーク紙印刷用紙を製造(抄紙)する際に、すき網(ワイヤー)の目がついた跡のこと。
ワイヤー面紙紙をすくときに、抄紙機のすき網(ワイヤー)に接する側の紙の面のことをいう。
ワックス紙紙パラフィンワックスなどのワックス系の撥水剤で表面を処理し、水をはじくようにした紙のことをいう。
ワンタイムカーボン紙紙ワンタイムカーボン紙とは、カーボン原紙の全面にカーボンインキを塗布して作った複写紙で、1回使用したら使い捨てにするタイプのカーボン紙のこと。
語分類意味
AB判紙天地がB5判の縦寸法(257mm)、左右がA4判の短辺の寸法(210mm)にあたる、210mm×257mmの判型のことをいう。
A列紙国際規格・工業規格によって定められた用紙サイズの系列で、A0を基準に長辺を半分にしていくことで作られるA1、A2……という一連のサイズのこと。
A判紙A1判を基準に、長辺を半分に断裁する作業を繰り返して得られる、一連の紙の寸法規格のこと。
A半裁紙原紙のA列本判(625×880mm)を半分に断裁したサイズ。寸法は440×625mm。
B判紙縦横比を1:√2に保ったまま、B0判を基準にして半分ずつ小さくしていく、JIS規格の用紙サイズの系列のこと。
B半裁紙B列本判の全判サイズ(765×1,085mm)を半分に断裁した用紙のこと。寸法は542×765mmになる。規格サイズの紙とは異なり、全判を単純に半分に断裁したものを指す点に注意が必要。
ISO白色度紙国際標準化機構(ISO)が定めた方法で測定する、紙や板紙、パルプの白さの尺度のことをいう。
NCR帳票紙ノーカーボン紙を使い、感圧記録法によって1枚または複数枚分の複写が得られる帳票のこと。
PPC用紙紙感光層や誘電体層をあらかじめ塗工していない、いわゆる普通紙を使用する、複写機やレーザープリンター用の用紙のことをいう。

YouTubeで開く