印刷の便利帳。

印刷の現場から、
つくる人のそばへ。

レタッチ

れたっち retouch
記事内には商品紹介を含むリンクがあります。ご購入により当サイトに収益が発生することがあります。

レタッチとは、製版・印刷工程において、写真や画像の明るさ・色の調子・傷や汚れなどを修正する作業のことで、文字や線画そのものへの修正は含まない。

目次

もう少し詳しく

印刷複製物の色、階調、きずなどを修正する目的で行う、製版工程中の作業のことを指す。アナログ写真製版の時代には、ポジやネガのフィルム上で減力液という薬品を使い、網点を局所的に小さくする「網点減力」や、キズやピンホールを遮光性の塗料で覆い隠す「オペーク修正」など、すべて手作業(手工的)で行われていた。こうしたにごりの除去や部分的な調子の調整は高度な熟練を要する専門作業であり、印刷写真業界では「フォトレタッチ」とも呼ばれてきた。

デジタル化が進んだ現在では、Photoshopをはじめとする画像編集ソフトを使い、画像データに対して直接、明るさ・コントラスト・彩度の調整、色かぶりの除去、ゴミやほこりの除去、不要に写り込んだものの消去、さらには合成や特殊効果の付与まで、幅広い補正・加工がレタッチとして行われている。ただし、過度なレタッチはかえって写真本来の質感や自然さを損なう場合もあるため、目的や仕上がりのイメージに応じて適切な範囲にとどめることが大切である。扱うデータ量が多かったり、高度な色調整が必要な場合には、専用の電子製版システムが使われることもあり、本格的な画像処理には専門スタッフの経験や判断が生きる場面も多い。

関連語

修整/トリミング/画像処理

参考

JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8123-2:2013 印刷技術用語-第2部:プリプレス用語/東京都製本工業組合 製本用語集/キヤノン

この記事は役に立ちましたか?

更新 2026年10月4日

YouTubeで開く
目次