丸背とは、上製本(ハードカバー)の本において、背の部分に丸みを持たせて仕立てる製本様式のことをいう。背が平らに仕立てられる「角背」と対をなす言葉である。
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もう少し詳しく
丸背に仕立てる理由は、見た目の伝統的な美しさだけではない。本の背に丸みをつけることには、本の形が崩れにくくなる、開閉時の負担が減ってページが開きやすくなる、といった実用上の目的がある。背に丸みをつけると、中身が本の外側(小口側)にせり出してしまう「逆バッケ」と呼ばれる型崩れを防ぐ効果もあるとされる。丸みの度合いは、円周をおよそ四等分あるいは三等分したカーブが標準的とされ、丸背に耳付き・ホローバック・溝付き表紙を組み合わせる仕立て方が一般的である。
丸背にすると、背の丸みに応じて本の小口側にはわずかに凹みが生じ、この構造が本の開きやすさにつながる。特にページ数が多く、厚みのある本に適した仕立て方とされる。一方で、背を丸める工程が加わる分、製本の手間は角背に比べて増えるため、コストは高くなる傾向がある。書籍らしい重厚な佇まいを求める上製本で選ばれることが多い様式である。
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関連語
参考
JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8125:2004 印刷用語-デジタル印刷/東京都製本工業組合 製本用語集
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