バリア性とは、気体や水分、においなどを外から通しにくくする、素材や包装が持つ遮断の性質のこと。
防せい紙では、片面をポリエチレン系の樹脂フィルムで覆う加工することで、気化性防せい剤が外に逃げにくくなり、同時に水蒸気などの腐食性因子が内部に入りにくくなる。この働きをバリア性と呼ぶ。
食品や医薬品の包装でも同じ考え方が使われ、アルミ箔やエチレン-ビニルアルコールの共重合樹脂(EVOH)といった素材を組み合わせることで、酸素や湿気を通しにくい包装を作る。バリア性が高いほど内容物の品質低下を防げるため、どこまでのバリア性が必要かを見極めて素材を選ぶことが、包装設計の重要なポイントになる。
気体に着目して「ガスバリア性」とも呼ぶ。軟包装では、酸素などの透過を防ぐガスバリア性、防湿性、包装機械への適合性が重視される。気体や水蒸気の通過を一定の範囲に抑える材料はバリア材と呼ばれ、各種のフィルム、アルミ箔を貼り合わせたもの、蒸着フィルムなどがある。ガス透過度の測定方法は、プラスチックのフィルム及びシートについて、JIS K 7126(差圧法、等圧法)が定めている。
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関連語
防湿セロハン/ポリ塩化ビニリデンフィルム/共押出しラミネーション/真空包装
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