
金付けとは、金の粉やはくを用いて、本の断面や画像部などに金の光沢を施す加飾技法のことをいう。
目次
もう少し詳しく
仕上げ断裁した小口に、金などの金属粉や箔を塗布して装飾するコーティング方法を指す。伝統的な手法では、卵白液を用いて金箔を付ける「玉付け」と呼ばれる技法があり、小口の下磨きから箔付け、艶出しまでを自動的に行う全自動金付機を使う方法もある。仕上げ裁ちのあと、切り口をよく磨いてなめらかにし、金下インキを塗布したうえに金箔を置き、乾燥させたあとに金コロで艶を出すという工程を経る。
印刷の現場では、画像部を金下インキで印刷したあと、乾かないうちに擬似金粉をふりかけて付着させ、余分な金粉を軟毛の刷毛で払い落として金を付ける作業そのものを指すこともある。この作業は手作業のほか、金付け機を使って行われる場合もある。
また、金付けという言葉は金箔装飾全般を指す総称として使われることもあり、一般には小口金のことをいう。書籍の洋式製本の技法としては17世紀のヨーロッパで、本の汚れや虫による傷みを防ぐ目的で考案されたのが起源とされ、日本には1873年に伝えられた。大正から昭和期にかけて広く用いられたが、現在では一部の全集や聖書、手帳などに使われる程度にとどまっている。
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関連語
参考
JFPI/JIS用語規格/東京都製本工業組合 製本用語集/Wikipedia
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