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角版

かくはん
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角版とは、写真やイラストなどをレイアウトする際に、対象を切り抜かず長方形または正方形の四角い形のまま使用すること、あるいはそのように四角くトリミングすることをいう。

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もう少し詳しく

角版は、写真原稿を四角い形のまま仕上げて使う手法で、人物や商品などの「対象物」だけでなく、その周囲の「背景」も含めて見せることができる点が特徴である。かつての紙の版下作業では、原稿にトレーシングペーパーを重ね、角版として使いたい範囲を矩形で囲んだうえで、不要な部分に斜線を引いて除外を示し、仕上がり寸法や拡大・縮小率を数値で書き込んで指定するという作業が行われていた。絵柄に水平・垂直が求められる場合には、そのことも合わせて指示するなど、丁寧な指定作業が必要とされていた。

角版と対をなす用語として「切り抜き版(キリヌキ)」があり、こちらは対象物の輪郭に沿って背景を切り取り、対象だけを浮かび上がらせるように配置する手法を指す。読者に見せたい対象物だけを強調したい場合には切り抜き版が、対象物と背景を含めた雰囲気全体を伝えたい場合には角版が選ばれることが多い。また、円形や楕円形にトリミングして配置する手法は「丸版」と呼ばれ、角版・切り抜き版・丸版はいずれもレイアウトにおける画像の見せ方を指定するための基本的な用語として使い分けられている。

現在のDTP環境では、デザインソフト上で画像を四角いまま配置したり、切り抜き加工を施したりする作業が容易に行えるようになっているが、角版・切り抜き版・丸版といった呼び名や考え方自体は、紙の版下で指定作業を行っていた時代から現在まで変わらず使われ続けている。

関連語

切り抜き版/丸版/トリミング

参考

JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)

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更新 2026年10月4日

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