ラミネートとは、紙・プラスチックフィルム・金属箔などの素材を、接着剤や熱などによって貼り合わせることをいう。印刷物では主に、印刷面に透明フィルムを貼って光沢や保護性能を与える表面加工を指す言葉として使われる。
もう少し詳しく
「ラミネート」は本来「積層」を意味する言葉で、複数のプラスチックフィルム、紙、金属はくなどの素材を、接着やヒートシールなどの方法によって貼り合わせる行為を指す言葉でもある。用途に応じて紙・フィルム・金属箔といったシートを重ねて貼り合わせる技術全般を指すため、食品包装のような分野では、複数のフィルムを貼り合わせて防湿性や耐油性を持たせる工程を「ラミネート」と呼ぶこともある。
印刷業界で単に「ラミネート」と言った場合は、印刷物の表面に無色透明のフィルムを、接着剤とともに加熱・加圧して貼り合わせる表面加工を指すことが多い。ラミネーター(ビニール貼り機)と呼ばれる専用機を用い、つや出しによる美粧性の向上や、耐摩擦性・防水・防汚れといった表面保護を主な目的とする。仕上がりには光沢のあるグロスタイプと、光沢を抑えたマットタイプがあり、フィルムの材質もポリプロピレン(PP)やポリエステル(PET)などから選ばれる。PPフィルムは比較的安価で屋内用途に、PETフィルムは紫外線による劣化が少ないため屋外での使用に向くとされる。
レストランのメニュー表や掲示物、書籍の表紙、パッケージ、名刺など、繰り返し触れられたり長期間の使用が想定されたりする印刷物に多く用いられており、印刷面を傷や汚れ、紫外線による劣化から保護し、耐久性を高める役割を果たしている。
関連語
参考
JIS Z 0108:2012 包装-用語/国際紙パルプ商事 用語解説/東京都製本工業組合 製本用語集
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