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マスク

ますく Mask
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マスクとは、画像や版の一部を保護したり隠したりするために用いるフィルムや処理のことである。写真製版では不要な部分を遮光する材料を、画像編集ソフトでは加工したくない部分を保護する機能を指す。

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もう少し詳しく

もともと写真製版の現場では、マスクは原稿フィルムの中の不要な絵柄部分を黒く覆い隠して遮光し、必要な絵柄部分だけを透過させるように加工したフィルムを指していた。マスクは、必要な部分だけを露光し、不要な部分を被覆してつくる型版として理解されており、色修整や階調修整の目的で使うマスク(プリンシパルマスク、ハイライトマスク、シャドーマスク、UCRマスクなど)も含まれる。元原稿フィルムとマスクを重ねて露光することで、必要な絵柄だけを次の工程用のフィルムに転写することができる。背景を消して被写体だけを切り抜きたいときなどに用いられた、いわば中間材料としてのフィルムである。

デジタル化が進んだ現在では、マスクという語は主に画像編集・DTPソフト上での機能を指すことが多い。Photoshopでは、画像そのものを直接編集せずに特定の範囲を保護したり隠したりする機能をマスクと呼び、クリッピングマスク・レイヤーマスク・ベクトルマスクなど複数の種類がある。Illustratorでは、オブジェクトの一部を隠す処理を「クリッピングマスク」と呼び、バージョン9以降では階調を持たせられる不透明マスクも使用できるようになった。いずれも、元の画像やオブジェクトのデータ自体は変更せず、見える範囲だけを制御するという考え方は共通している。

なお、車の塗装などで塗料が不要な箇所に付かないよう保護するテープやシートも「マスキングテープ」のようにマスクの一種として説明されることがあり、印刷・製版に限らず「必要な部分を残し、不要な部分を覆う」という考え方は分野を超えて用いられている。

関連語

製版

参考

JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/東京都製本工業組合 製本用語集

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更新 2026年10月4日

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