印刷・製版で、酸や金属塩の薬品を使い、金属の表面の決まった部分を化学的に溶かして、凹みや画像の部分を作る加工のこと。エッチングにあたる。
目次
もう少し詳しく
製版での腐食
腐食には、金属がさびる、傷むという広い意味もある。製版では、版を作るために金属を薬品で溶かす加工を指し、エッチングと同じ意味で使う。
グラビア製版や金属凸版では、画像にしない部分を、薬品に強い膜(レジスト)で守る。むき出しになった金属だけを腐食液で溶かして、版の形を作る。
グラビアでの腐食
従来のグラビア製版では、銅のシリンダーの上にレジストの画像を作り、腐食でセルの深さを作った。腐食の深さや条件は、階調の出方に直接かかわる大事な工程である。
腐食させたくない部分に保護の処理をすることを腐食止めという。保護が不十分で、不要な部分まで溶けてしまう不良を腐食もれという。
今のグラビア版は腐食だけではない
現在のグラビア製版には、電子彫刻で版を作る方式も普及している。「グラビア版はすべて腐食で作る」という説明は、今では正確ではない。腐食は、化学的に除去して版を作る方法の名前であり、歴史的な方式と現行の方式を分けて考える必要がある。
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関連語
腐食版/腐食凹版/腐食止め/腐食もれ/2回腐食法/エッチング/グラビア版/レジスト
参考
東京都製本工業組合 製本用語集
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