劣化とは、材料や製品の性質が、時間がたつにつれて、もとの状態から損なわれていく現象のこと。
目次
もう少し詳しく
印刷物では、紙の変色や脆さ、インキの退色や黄変などが、劣化として問題になる。
紙の劣化の原因
高温・高湿の環境では、紙の劣化が進みやすい。急な温度や湿度の変化も、劣化を進める。紫外線は、紙の繊維を傷めて、退色や劣化を引き起こす。19世紀以降に作られた酸性紙は、劣化すると色が変わり、固くなり、ひびが入り、粉のように崩れることがある。高温多湿では、虫やカビも文書を劣化させる。
インキの退色と黄変
印刷物の色が薄くなる退色は、おもに紫外線によって、顔料や染料や樹脂が化学変化を起こして起きる。空気中の酸素、湿度、温度の影響も受ける。時間がたつにつれて黄色を帯びてくる現象は、黄変である。
劣化を試験で確かめる
紙や板紙では、加温、または加温と加湿によって劣化を強制的に進める加速劣化の試験がある。劣化の程度は、耐折強さ、引張強さ、白色度、pHなどの残存率や変化率で評価する。
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関連語
参考
広島県立文書館「文書を劣化させる原因は?」(リーフレット)/JFPI(日本印刷産業連合会)印刷用語集「退色」「黄変」/JIS P 0001:1998 紙・板紙及びパルプ用語「加速劣化」
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