エンボスとは、紙や金属、樹脂などの素材に型を押し当てて圧力をかけ、文字や絵柄を凹凸として浮き出させること、またはその浮き彫りになった状態そのものを指す言葉である。
目次
もう少し詳しく
印刷していない紙にも、印刷した紙にも使える方法である。凹凸模様を彫った雄型と雌型のプレートやロールのあいだに紙などを挟み、圧力をかけて型押しすることで、文字や図版を立体的な凹凸模様として浮き上がらせる。パッケージやグリーティングカード、操作パネル、プラスチック製品など、印刷物に限らず幅広い分野で用いられる。凸面を付ける向きがエンボス、反対に凹面を付ける向きがデボスである。
加工として行う場合は、「エンボス加工」の見出しに詳しくまとめている。箔やインキを使わずにへこませる加工は、製本の分野では「空押し」と呼ばれ、熱と金型で浮き出させる加工は「浮出し空押し」と呼ばれる。
エンボスは着色をしなくても、型押しによる陰影の効果だけで模様や文字を印象づけられるのが特徴で、事典や記念誌のような豪華な装丁の技法としてもよく用いられる。着色(箔押しなど)と組み合わせれば、さらに豪華さを際立たせる装飾にもなる。なお、実際に型押しをせず、UVインキを盛り上げて印刷することで凸感を疑似的に表現する「疑似エンボス」と呼ばれる手法も存在する。
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関連語
参考
JIS Z 8123-4:2013 印刷技術用語-第4部:ポストプレス用語/JFPI(日本印刷産業連合会)印刷用語集「エンボス紙」「型押し」
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