ヒートセットとは、オフセット輪転印刷で、インキを加熱して溶剤を急速に蒸発させ、短時間で乾かす方式のこと。この方式で使うインキをヒートセットインキという。
目次
もう少し詳しく
商業用のオフセット輪転印刷で使われる方式で、雑誌やカタログ、チラシが代表例になる。
ヒートセットインキとの違い
「ヒートセットインキ」は、加熱すると溶剤が蒸発して乾くインキという、材料の名前である。「ヒートセット」は、そのインキと熱乾燥装置を組み合わせた、印刷と乾燥の方式を指す。
刷ってから巻き取るまで
刷ったあとの連続した紙は、熱乾燥装置に入って、溶剤を蒸発させる。そのあと、チルロールなどの冷却装置で冷やしてから、折りに進む。
新聞印刷の専用機のように、浸透で乾く型のインキを使う場合は、ドライヤーを使わない。
熱の掛けすぎで起きること
乾燥や冷却の条件は、インキ、用紙、印刷速度、乾燥機の能力にあわせて管理する。
乾燥の温度が高いと、紙の中の水分が急に気化し、逃げきれずに紙面がふくれる。これがブリスター(火ぶくれ)である。塗工紙のように空気を通しにくい紙で起きやすい。
ヒートセットは、単に熱で乾かす印刷ではない。加熱による溶剤の蒸発を中心にした、高速の輪転印刷のための乾燥の仕組みである。
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関連語
参考
日本印刷産業連合会 印刷用語集(ヒートセットインキ・ブリスター・熱乾燥装置・クーリング装置・チルロール)
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