インキ膜厚とは、印刷面にできたインキ層の厚さのこと。刷った直後の湿った状態の厚さと、乾いて硬化したあとの厚さの2通りの意味がある。
目次
もう少し詳しく
膜厚を話すときは、どちらの厚さを指すのかを先に決める。刷った直後の厚さと、乾燥・硬化後の厚さでは、値が違うからである。
印刷方式で厚さが違う
オフセット印刷のインキ膜は、比較的薄く仕上がる。
スクリーン印刷は、流動性のよいインキを、メッシュの開口から基材に押し出して刷る。そのため、非常に厚い膜を作れる。これはスクリーン印刷の特徴の1つである。通るインキの量には、メッシュの開口率や、版に塗る感光性乳剤の厚さがかかわる。
転移するインキ量を決める要素は、方式ごとに違う。グラビアはセルの容量、スクリーンはメッシュ開口率や乳剤の厚さである。
厚ければよいわけではない
インキを盛れば品質が上がるわけではない。厚くしすぎると、乾燥不良、ブロッキング、裏移りの原因になる。
測り方
平版インキの膜厚は、シックネスゲージという装置で測る。測りたい面に当てて回し、インキが付く位置から厚さを読み取る。印刷中のインキングローラーに接触させて測ることもできる。
現場では、膜厚を直接測るより、濃度で見ることが多い。
似た言葉との区別
「膜厚計」は、フィルムや紙の厚さ、塗工した膜やメッキの膜の厚さを測る計器の総称である。「インキ皮膜」は、乾いて硬化したインキの層そのものを指す。
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関連語
参考
日本印刷産業連合会 印刷用語集(シックネスゲージ・スクリーン印刷・感光性乳剤)
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