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マスキング

ますきんぐ Masking
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カラー原稿の色調や階調を忠実に再現するため、写真製版工程で行う各種の色修整・階調修整の作業、またはその技法。

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もう少し詳しく

マスキングは、インキの色相の欠陥、網点による階調再現の限界、製版工程で生じる誤差、原稿の色再現域と印刷の色再現域の違いなどを補正するために行われる。色分解の撮影時に原稿へ重ねるフィルム(色修正マスク)を使い、階調原稿の調子修正や、色分解された画像の濃度修正を全面的または部分的に行う。たとえば理想に近いイエローインキに対し、マゼンタにはイエロー成分が、シアンにはマゼンタやイエロー成分がわずかに含まれてしまうため、版ごとに補正マスクをかけて色のにごりを抑える。用途に応じて階調修正マスク、色修正マスク、UCR(下色除去)マスクなど複数の種類があるが、現在ではこうした処理はカラースキャナによって電子的に一括して行われている。

より広い意味では、マスキングは特定の領域を保護したり覆い隠したりして、それ以外の部分に加工や影響が及ばないようにする技術・手法全般を指す語としても使われる。塗装の分野では、塗り分けや塗り残しをしたい箇所に、塗料に侵されにくく容易に除去できるテープなどを一時的に貼り付けて覆う作業をマスキングと呼ぶ。印刷・製版に限らずデザインや塗装、デジタル画像処理など、対象を保護しながら意図した部分だけに手を加えるという考え方は幅広い分野で共通して用いられている。

関連語

UCRマスク/色分解

参考

JFPI/JIS用語規格(JIS K 5500:2000)/東京都製本工業組合 製本用語集

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更新 2026年10月4日

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