面付け

めんつけ imposition

1枚の用紙に何面を、どう並べるかを決めることです。ページ物では、折ったときに正しいページ順になるよう配置することも含みます。

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もう少し詳しく

印刷は、仕上がりサイズの紙に1枚ずつ刷るわけではありません。大きな紙にまとめて刷って、あとから切ります。そのとき紙の上に何を、どう並べるかを決めるのが面付けです。

名刺なら1枚の紙に何十面も取れます。A4のチラシなら、紙の大きさによって2面か4面か8面か。同じ紙でも並べ方を変えれば取れる数が変わるので、どの取り方がいちばん無駄が出ないかを考えます。

ページ物では、順番も決める

冊子になると、これに順番の話が加わります。

冊子は大きな紙の表裏にまとめて刷り、それを折って断裁して本の形にします。折ったときにページが1、2、3……と正しく並ぶよう、紙の上ではページの順番も向きもバラバラに配置されます。

この配置も面付けです。同じ32ページの冊子でも、綴じ方や折り方が違えば面付けは別物になります。 綴じ方、1枚に何ページ載せるか、開きの向き。どれが変わっても並べ方が変わります。使う断裁機や製本機の仕様も効いてきます。

言葉が指す範囲が2つある

ここは資料によって書き方が分かれるところです。

規格や業界団体の用語集は、ページ順のほうを定義に置いています。 JIS Z 8123-2、JIS Z 8125、日本印刷産業連合会の用語集は、いずれも「折ったときに正しい順になるようページを付け合わせる」という側から定義しています。

一方、現場では「1枚に何面つけるか」の意味で使うことが多い。 どちらも面付けです。ページ物か、1枚ものかで、話している中身が変わると思ってください。

なお、1枚の紙から何面取れるかを計算することは「取り都合」と呼びます。面付けが配置を決める作業、取り都合がその結果として何面取れるか、という関係です。

面付けを間違えるとどうなるか

ページ物では、ページ順が違う、表裏が逆になる、天地が逆になる、右開き・左開きを取り違える、折り位置が違う、といった事故につながります。8ページや16ページをまとめて1回で面付けするため、どこか一か所を間違えると、その台全体が使えなくなります。そのため入稿時には、仕上がりサイズ・ページ数・綴じ方向・表紙と本文の関係を必ず確認します。とくに右綴じか左綴じかは重要です。縦書きの冊子と横書きの冊子では開き方が逆になるため、データだけでは判断できないこともあります。

発注者が意識する必要はあるか

ふつうは印刷会社側で行います。 仕上がりサイズとページ数、綴じ方が決まっていれば、面付けした状態でデータを入稿する必要はありません。ただし面付け済みでの入稿を求める会社もあるので、指定があるかだけ確かめてください。

もう一つ。仕上がりサイズを少し変えると、1枚から取れる面数が変わり、紙代が下がることがあります。 版代や加工代は面数では動かないので、効くのは部数の多い仕事です。サイズに融通がきくときは、相談してみる価値があります。

関連語

折丁/台/台割/トンボ/中綴じ/無線綴じ/取り都合

参考

JIS Z 8123-2:2013(印刷用語-製版)/JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)

公開 2026年9月7日 更新 2026年9月8日 この辞典について
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