文字化けとは、コンピュータで表示・印刷される文字が、作成者の意図した文字とは異なる記号や別の文字に置き換わってしまう現象のことである。
もう少し詳しく
文字化けの原因は大きく二つに分けられる。一つは、文字コードの不一致によるものである。コンピュータ内で文字は、UTF-8やShift-JISといった「文字コード」と呼ばれる番号として管理されているが、データを作成した環境と、それを開く・送受信する環境とで文字コードの扱いが異なると、意味不明な記号の羅列として表示されてしまう。もう一つは、フォント環境の違いによるものである。データの作成に使われたフォントが、開いた側の環境やプリンターにインストールされていない場合、本来とは別の書体に置き換わったり、文字自体が正しく表示されなくなったりする。とくにPostScriptフォントとTrueTypeフォントでは外字部分のエンコーディングが異なるため、フォントを変更した際に文字化けが起こることもある。
印刷・DTPの現場では、入稿データの作成環境と出力側の環境が異なることによる文字化けが特に問題となりやすい。これを防ぐため、入稿時には文字のアウトライン化(フォントを図形データに変換する処理)を求められることが多い。文字をアウトライン化しておけば、出力環境にそのフォントがインストールされていなくても、形が崩れることなく正しく表示・印刷できるためである。異なるOS間、たとえばWindowsで作成したデータに含まれる機種依存文字をMac環境に送った場合など、環境をまたいでデータをやり取りする際には注意が必要とされる。なお、文章の一部が消えてしまう現象は「文字化け」ではなく「文字落ち」と呼ばれ、区別される。
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