プロセスカラーとは、多色印刷において色を再現するための基本色であるシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)にブラック(K)を加えた4色のインキのことをいう。
もう少し詳しく
シアン・マゼンタ・イエローは、光の三原色(RGB)と対になる「減色混合の三原色」であり、理論上はこの3色を組み合わせればあらゆる色、そして黒も再現できるはずである。しかし実際のインキでは3色を掛け合わせても純粋な黒にはならず、濁った茶色に近い色にしかならない。そこでブラック(K)を加えた4色をひとまとまりの基本セットとし、これをプロセスカラー、略して「CMYK」と呼ぶ。シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック(墨)のインキのことで、印刷における色再現の基本である。なお、ブラックの記号がBではなくKなのは、「Key plate(見当合わせの基準となる版)」に由来するという説が広く紹介されており、青(Blue)との混同を避けるためという俗説とは異なる。
DTPソフトでは、この4色それぞれの割合(パーセント)を指定することで色を作るのが基本操作になっている。一方で、金や銀、鮮やかな蛍光色など、CMYKの掛け合わせでは再現できない色もあり、そうした色を表現したい場合には、あらかじめ調合された「特色インキ(スポットカラー)」を専用の版で刷る。プロセスカラーと特色インキは対になる考え方で、写真やグラデーションを多用するカラー印刷物にはプロセスカラーが、企業ロゴなど厳密な色の一致が求められる箇所には特色インキが向くというように、目的に応じて使い分けられている。
関連語
参考
JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8123-2:2013 印刷技術用語-第2部:プリプレス用語/Wikipedia
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