ラスタライズとは、文字や図形などさまざまな形式で表現されたイメージデータを、二次元のビットマップ(点の集合)に変換することである。
もう少し詳しく
ラスタライズは特に、アウトラインフォントのデータから実際の外形を求め、ビットマップに描画することを指すことが多い。ラスターとはテレビの走査線のような縞模様の線のことで、これを重ねていくことでイメージを面として表示できる。PostScriptデータをラスタライズする装置がRIP(Raster Image Processor)である。ラスタライズとはポストスクリプトデータを画像データ化(ラスター化)することでもあり、これにより文字情報データが画像データになる。電子送稿の際には、グラデーションなどの部分にこの処理が使われる。
ラスタライズとは、拡大しても画質が変化しないベクターデータ(Adobe Illustratorで作成された文字やイラストなど)を、点の集合であるビットマップデータに変換する処理を指すこともある。複雑な計算を必要とするベクターデータを、どのような環境でも再現できるビットマップデータに置き換えることで、印刷時のエラーを低減できるとされる。コンピュータの内部では図形や文字の形が方程式によって定義されており、拡大してもなめらかに表現できるが、プリンタや印刷機は点で描かれたイメージしか表現できないため、最終的には方程式のイメージを点の集合のイメージに変換する必要があり、この変換をラスタライズと呼ぶ。なお、Illustratorのラスタライズ機能は、図形や文字などのオブジェクトを埋め込み画像に変換する処理を指す。
関連語
参考
JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)
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