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余白

よはく Margin
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余白とは、印刷物の紙面において、文字や図版などの印刷内容が配置されていない、上下左右の空白部分のことである。

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もう少し詳しく

余白は英語のマージン(margin)とも呼ばれ、印刷画像部の周辺から、仕上がり線または折線までの空白部分を指す。書籍や雑誌では、余白は紙面上の位置によって呼び名が異なる。ページの上部の余白は「天」、下部は「地」(または「罫下」)、製本で綴じられる内側の余白は「のど」、その反対側の外側は「小口」(または「前小口」)と呼ばれる。この四つの名称は製本・印刷の現場で広く使われており、版面設計(本文をどの位置にどのくらいの大きさで配置するかを決める作業)の基本語彙になっている。

余白が果たす役割は単に「何も印刷されていない部分」というだけではない。文字や図版が紙の端いっぱいまで詰め込まれると、読み手は視覚的な窮屈さを感じ、読みにくさや目の疲れにつながる。適切な余白を設けることで、ページ全体のバランスが整い、内容が読みやすくなる。また製本の観点からも余白には実務上の意味があり、特に「のど」側の余白は、綴じ方によって文字が読みにくくならないよう、綴じ代を考慮して他の三辺よりも広めに取られることが多い。

なお、余白は書籍・雑誌のようなページものに限らず、チラシやポスターなど一枚ものの印刷物においても、版面の周囲の空白部分を指す語として同様に用いられる。デザインやレイアウトを検討する段階では、余白の取り方ひとつで印刷物全体の印象が大きく変わるため、版面設計における重要な検討事項のひとつとされている。

関連語

マージン/版面

参考

JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8124:2000 印刷用語-取引関連/東京都製本工業組合 製本用語集

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更新 2026年10月4日

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