綴じとは、丁合いされた印刷物のページを糸・針金・接着剤などで結合し、バラバラにならないように一冊の冊子や本の形にまとめる製本作業、またはその方法の総称である。
もう少し詳しく
印刷された時点では、書籍や雑誌の各ページはまだページ順に重なっているだけで、一冊にはつながっていない。ページ順に紙を重ね揃える「丁合い」の工程を経たあと、背の部分などで固定してはじめて一冊の本として扱えるようになる。この固定の作業・方法をまとめて「綴じ」と呼ぶ。綴じは、丁合いされた印刷物を結合する作業として位置づけられ、糸綴じ・平綴じ・中綴じ・無線綴じなどが具体例として挙げられる。
綴じにはページ数や用途に応じてさまざまな方式があり、代表的なものとして、針金で本文を綴じる「中綴じ」や「平綴じ」、糊で背を固める「無線綴じ」、糸で折丁を縫い合わせる「糸かがり綴じ」、綴じ加工自体を行わず接着だけで仕上げる「あじろ綴じ」などがある。これらはいずれも当サイトの他の項目で個別に詳しく解説している方式であり、「綴じ」自体はこうした具体的な方式を包括する上位の呼び方だと理解しておくとよい。なお「綴」という漢字は「とじる」のほか「かがる」「つづる」とも読め、糸とじ・糸かがり・糸つづりのように、同じ加工が呼び方の違いで表現されることもある。
また、綴じる位置によって本の開き方も変わる。表紙を上にして置いたとき、綴じ目が左側にくるものを「左綴じ(左開き)」、右側にくるものを「右綴じ(右開き)」と呼ぶ。目線の動きの都合上、横書きの本は左綴じ、縦書きの本は右綴じが読みやすいとされている。
関連語
参考
JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8125:2004 印刷用語-デジタル印刷/東京都製本工業組合 製本用語集
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