階調とは、写真や印刷物における、明るい部分から暗い部分まで、あるいは色の濃淡が段階的に変化する様子のことである。
目次
もう少し詳しく
階調は「調子」とも呼ばれ、画像における濃度変化や明暗変化を知覚的に捉えたものと言い換えられる。写真や印刷物では、最も明るい部分(ハイライト)から最も暗い部分(シャドー)までの間に、濃淡の変化が段階的に表れる。この変化がなめらかで細かいものを「連続階調」と呼び、逆に白と黒の2種類しかない状態は「モノクロ2階調」などと呼ばれる。
印刷は基本的にインキの「ある・なし」で表現する二値の技術であるため、写真のような連続階調をそのまま再現することはできない。そこで、連続階調の原稿を印刷する際には、大小や濃淡の異なる無数の網点に置き換える処理(網点化)が行われ、これによって人の目には滑らかな濃淡の変化があるように見える仕組みになっている。印刷物における階調の再現度は、写真集や美術書などビジュアルの品質が重視される印刷物ほど、仕上がりを左右する重要な要素となる。
なお、階調を再現する処理や表現方法そのものは「グラデーション」と呼ばれることが多く、階調とグラデーションはほぼ同義の言葉として使われている。
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関連語
参考
JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8120:2001 光学用語/東京都製本工業組合 製本用語集
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