画像がもともと持っている色のチャンネルとは別に、あとから追加できるチャンネルのこと。選んだ範囲を保存したり、透明な部分を記録したりするのに使います。
もう少し詳しく
カラー画像は、色ごとの版が重なってできています。赤・緑・青。印刷用ならシアン・マゼンタ・イエロー・ブラック。これらは画像を開いた時点で決まっています。
それとは別に、色ではない情報を入れておく場所。それがアルファチャンネルです。
ひとつめの役目:選んだ範囲を取っておく
Photoshopでは、作った選択範囲を白黒の画像としてここに保存できます。保存しておけば、あとから同じ範囲を呼び出せます。画像の一部だけを守るマスクとしても働きます。
色のチャンネルが自動でできるのに対して、アルファチャンネルは自分で足すものです。
ふたつめの役目:透明度を記録する
PNGなどの画像形式では、アルファチャンネルは別の役目を持ちます。1点ごとの透明の度合いを記録する場所です。RGBに透明度を足した形をRGBAと呼びます。
名前は同じですが、指しているものが違います。 共通しているのは「色以外の情報を入れる、追加のチャンネル」という点だけです。
現場ではこう使う
切り抜き作業でできたアルファチャンネルが残ったまま入稿され、別のソフトへの配置やPDF変換、RIPを通す段階で意図しないマスクとして扱われることがあります。見えるはずの部分が欠けたり、透明にしたい部分に白や黒が出たりします。以前より減りましたが、いまも見かけます。
ただし、アルファチャンネルが残っていれば必ず事故になるわけではありません。 最近のAdobe系ソフトやPDFワークフローは透明情報の扱いが安定しています。古いEPS形式や特殊な画像形式、古いRIPを経由すると問題が出やすくなります。
そのため「アルファチャンネルは全部削除してください」と一律には案内しません。透明効果がデザインとして必要なら残してかまいません。問題は、作った本人も何のために残っているのか分からない情報です。案内するなら「不要なアルファチャンネル・パス・使っていないレイヤーは、できるだけ整理して入稿してください」という言い方になります。
関連語
参考
Adobe(Photoshop ユーザーガイド)
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