文字の天地(縦)の高さはそのままに、横幅だけを縮めて縦長に変形させること、またはそのように変形させた文字・書体のこと。
目次
もう少し詳しく
長体は、変形していない通常の文字(正体)のままでは所定のスペースに文字が入りきらない場合に、横幅だけを縮小して文字を詰め込むための手法として使われる。横組みのタイトルや表組みなどでよく用いられるほか、デザイン上のアクセントとして意図的にかけられることもある。写真植字(写植)の時代には、変形率10%刻みで4段階に長体をかけられるようになっており、たとえば10%縮小したものを「長体1」「長①」などと呼び、天地の幅はそのままに左右の幅だけを段階的に狭めて印字していた。
欧文書体における「Condensed(コンデンスド)」は、この長体の考え方に近い、あらかじめ横幅が狭くデザインされた書体であり、和文フォントにも最初から横幅を縮めた状態でデザインされたものが存在する。反対に、天地の高さを縮めて横長に変形させたものは「平体」と呼ばれ、長体とは逆方向の変形にあたる。長体・平体はいずれも、既存の書体を機械的またはデジタル処理によって変形させる手法であり、専用にデザインされたコンデンスド書体とは成り立ちが異なる点に注意したい。
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関連語
参考
JIS Z 8125:2004 印刷用語-デジタル印刷
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