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平体

へいたい flattened type
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平体とは、文字の左右幅はそのままに、天地(縦)方向だけを縮小して横長に変形させた文字のことである。限られたスペースに文字を収めたり、見出しなどにデザイン効果を与えたりするために用いられる。

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もう少し詳しく

平体は、文字の変形の一種であり、天地方向を縮小したものを指す。文字の左右幅を変えずに縦だけを縮めるため、正体(変形していない文字)に比べて全体に横長で平べったい印象になる。反対に、左右幅を縮めて縦長に変形させる処理は「長体」と呼ばれ、平体とは対をなす関係にある。

平体は、写真植字(写植)の時代から使われてきた変形技法である。写植では、かまぼこ型の特殊レンズを用いることで天地方向のみを光学的に縮小し、平1・平2・平3・平4というように、それぞれおおむね10%・20%・30%・40%刻みで縮小率を段階的に指定していた。現在のDTPソフトでも同様に、文字の縦横比を数値で自由に変形させることで平体をかけることができる。

主な用途としては、縦組みの本文やタイトル、表組みなどで、所定のスペースに対して文字数や文字サイズが収まりきらない場合に、文字の高さを縮めて調整することが挙げられる。また、見出しやタイトル文字の視覚的なバランスを整えたり、独特の印象を与えたりするためのデザイン的な処理としても用いられ、本文中で多用されることは少ない。なお、新聞書体などもともと横長にデザインされた書体は、平体を「かけた」ものではないため、平体とは呼ばれない点に注意が必要である。

関連語

長体/正体/写真植字

参考

JIS Z 8125:2004 印刷用語-デジタル印刷

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更新 2026年10月4日

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