印刷や写真の工程で、トナーや現像した画像などを対象物に固定する処理のこと。
目次
もう少し詳しく
電子写真方式のプリンターや複合機では、トナーを用紙に固定する工程を定着と呼ぶ。定着の方式には熱ローラ定着、サーフ定着、熱板定着、フラッシュ定着、圧力定着、オーブン定着などがあり、熱や圧力、溶剤の働きによってトナーを紙に固定する。レーザープリンターなどでは消費電力の半分以上を定着に使う場合があるとされ、省電力化の技術開発が重要な課題になっている。
広く使われている熱ローラ定着は、トナーと剥離性のあるローラーを150〜200℃ほどに加熱し、ニップ部の熱と圧力でトナーを溶かして定着させる。熱効率が高く、定着性にすぐれる一方、処理を待つ時間が長くなることや、紙にしわなどの変形が出やすいことが課題になる。
定着は、インキを乾かす工程ではない。電子写真方式で、トナーを用紙に固定する工程である。
写真の分野でも定着という語が使われるが、こちらは光学用語としての定義で、意味合いが異なる。写真の現像で浮かび上がった可視像を安定した状態に固定する処理、またはその操作を指し、対応する英語はfixingやfixationとされる。写真フィルムや印画紙の現像工程のうち、現像に続く処理として位置づけられる。
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関連語
参考
JFPI/JIS用語規格
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