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坪量

つぼりょう grammage
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紙や板紙を1平方メートルに切り出したときの重さのこと。単位はg/㎡で、米坪(べいつぼ)ともいう。数字が大きいほど厚い紙の目安になる。

目次

現場ではこう使う

「坪量127.9g/㎡です」と言ってもほとんどイメージできないため、「一般的なコピー用紙より少し厚いです」「官製はがきより少し薄いくらいです」というように、身近な紙にたとえて説明されることがある。「この紙は四六判で90kgです」と、連量で言われることもある。

もう少し詳しく

坪量は「重さ」を表す数値であって、そのままイコール「厚さ」ではありません。 ただし同じ紙なら数字が大きいほど厚くなるため、現場では厚さの目安として扱われています。ここでは、坪量とセットで語られる連量との違い、目安になる具体的な数値、そして同じ坪量でも厚みが変わってしまう理由を順に見ていきます。

坪量と連量はどう違うのか

どちらも紙の重さを表す言葉ですが、基準にする枚数と面積が違います。 坪量は紙1㎡あたりの重さをg単位で表したもので、判型を選びません。一方の連量は、決まった寸法(全判)に仕上げた紙1,000枚(板紙は100枚)をまとめて量った重さをkg単位で表したもので、四六判・菊判・A判といった判型ごとに数字が変わります。同じ厚さの紙でも、四六判なら110kg、菊判なら76.5kg、A判なら70.5kgというように表示が変わるため、連量だけを聞いても判型が分からなければ厚さは特定できません。 逆に坪量は判型をまたいで比べられる共通の物差しになるので、銘柄同士を比較するときに向いています。印刷の現場で「コート紙90kg」のように連量で呼ばれることが多いのは、紙の売買そのものが重量単位で行われてきた名残です。なお「斤量」という言葉も出てきますが、これは連量とほぼ同じ意味で使われる古い呼び方です。

何g/㎡なら「普通の紙」といえるか

数字だけではピンとこないので、身近な紙の坪量を並べてみます。

紙の種類坪量の目安
コピー用紙・上質紙(四六判55kg相当)64g/㎡前後
新聞用紙40g台(43g/㎡が多い)
薄葉印刷紙40g/㎡以下
薄葉和紙20g/㎡以下
雑誌の表紙クラス200g/㎡を超えることが多い
紙と板紙を分ける目安225g/㎡前後
チップボール(厚手の板紙)400g/㎡以上

コピー用紙の64g/㎡が、感覚をつかむための基準点になります。 これより軽ければ薄手、重ければ厚手とイメージすると、他の紙の厚さも見当がつけやすくなります。

同じ坪量でも厚さが違うのはなぜか

銘柄や紙の種類が違えば、坪量が同じでも実際の厚みは変わります。 塗工の有無や繊維のつまり方によって、単位面積あたりの重さが同じでも密度自体が違うためです。上質紙は塗工紙に比べて同じ重さでも厚みが出やすく、逆にパルプを意図的にふくらませて重さの割に厚みを持たせた「嵩高紙」のような紙も、書籍用紙を中心に増えています。「坪量が大きい=厚い」という関係は、あくまで同じ銘柄の中でしか成り立たない目安だと考えておいたほうが安全です。

厚い紙・薄い紙、それぞれ何に注意するか

坪量が大きく厚みのある紙は、インキが乾きにくく、折り加工の際に表面が裂ける「背割れ」を起こしやすくなります。反対に坪量が小さく薄い紙は、裏側にインキが透けて見えたり、紙同士がくっつくブロッキングが起きたり、機械への紙送りがうまくいかなかったりします。現場では数字だけで厚みを伝えるのが難しいため、紙見本を実際に触って確かめてもらうやり取りが欠かせません。厚い・薄いのどちらにも固有の注意点があり、坪量の数字はその判断の出発点にすぎないというのが実際のところです。

連量(kg)と坪量(g/m²)を行き来したいときは「連量・坪量 換算ツール」を使ってください。

関連語

板紙

参考

JIS P 8124:2011 紙及び板紙-坪量の測定方法 番号3.1「坪量」/竹尾 紙の基礎知識「坪量」「連量」

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更新 2026年10月12日

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