墨版修正とは、プロセスカラー印刷で藍・紅・黄の3インキだけでは不足しがちな中間調からシャドウ部分の濃度やコントラストを、墨(ブラック)インキを使って補う調整のことである。
プロセス4色印刷は、各色のインキを重ねて色を再現する。4色をすべて網点100%で重ねると総インキ量は400%になるが、インキを厚く重ねすぎると上に乗るインキの着肉が悪くなるトラッピング不良が起こるため、実際にはオフセット印刷で許容される総インキ量の上限はおよそ350%前後とされる。この制約の中でも中間調からシャドウの再現力を確保するため、墨版のインキ量を調整して濃度やコントラストを補うのが墨版修正である。総インキ量を抑えながら色を整える考え方には、UCRやGCRといった手法もある。
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