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凸版印刷

とっぱんいんさつ relief printing
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凸版印刷とは、画像部分を凸状に盛り上げた版の突起部にインキを付け、圧力をかけて紙などに転写する印刷方式のことをいう。

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もう少し詳しく

仕組みは印鑑と同じで、非画像部をへこませ、画像部だけを高くした版を用いる。突起した部分にだけインキが付着し、それを紙に押し当てることで文字や絵柄が転写される。印刷方式としては最も歴史が古く、8世紀ごろの唐代にはすでに木版による文字印刷が行われていたとされる。版が凸状で押圧をかける構造上、画線の境界にインキがやや濃くたまる「マージナルゾーン」と呼ばれる現象が生じやすく、これが文字の輪郭をくっきりと際立たせる独特の力強い仕上がりにつながる。活字を組んだ版を直接印刷でき、文字の差し替えも容易なことから、かつては新聞・書籍・雑誌の本文印刷や、名刺・はがき・案内状など、文字を主体とする印刷物に広く用いられてきた。

凸版印刷の代表例が活版印刷であり、現在ではゴム印や木版画もこの原理に基づく。もっとも今日では、版の製作や刷版のコスト、写真など細かな階調表現への対応力の面で、より汎用性の高いオフセット印刷に多くの用途が置き換わっており、凸版印刷が使われる場面は限られてきている。それでも、樹脂凸版やフレキソ印刷といった発展形は現役で活用されており、週刊誌のモノクロページやシール・ラベル印刷、段ボールのライナー面、包装フィルムの印刷などで用いられ続けている。

関連語

活版印刷/フレキソ印刷/オフセット印刷

参考

JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8123-1:2013 印刷技術用語-第1部:基本用語/国際紙パルプ商事/長崎県印刷工業組合

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更新 2026年10月4日

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