観音折りとは、紙を四等分する位置で折る際に、左右両端をまず内側に折り込み、さらにその状態から中央でもう一度二つ折りにする折り方をいう。開いたときの様子が仏壇の扉に似ていることが名前の由来とされる。
目次
もう少し詳しく
観音折りは、左右4ページ分の紙を両側から半分ずつ内側に折り畳む折り方であり、開いたときに4ページ分の幅になることや、名前が仏壇の扉に似ていることに由来する点が特徴として挙げられる。実際の加工では、内側に折り込む部分は外側の部分よりもわずかに短く仕立てるのが一般的で、こうすることで折りたたんだときに紙の端がぴったりと揃うようになっている。両側とも内側に折り込むものは「両観音折り」とも呼ばれ、片側だけを折りたたむものは「片観音折り」と呼んで区別される。
この折り方の最大の特徴は、開いたときに通常の見開きの倍近い横幅の紙面が一気に広がる点にある。表面・中面を合わせるとおよそ8ページ分の構成になり、観音開きの扉を開くような視覚的なインパクトを演出できることから、雑誌の目次や大判の口絵、図録、写真集、企業や製品のカタログ、パンフレットなど、広い紙面でデザインの印象を強く伝えたい場面でよく採用される。
なお、本のサイズより大きな紙面を折りたたんで綴じ込む方法には、観音折りのほかに二つ折りや三つ折り(Z折り)などもあり、いずれも折り加工の一種として区別される。観音折りは折り工程の数が多くなる分、通常の折りに比べて加工の手間やコストがかさみやすい点にも留意したい。
広告
関連語
参考
JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8125:2004 印刷用語-デジタル印刷
この記事は役に立ちましたか?
よろしければ、理由を教えてください(任意)
