口絵とは、書籍や雑誌の巻頭に入れる絵画や写真のことである。
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もう少し詳しく
口絵は、本文の前に置かれる要素(前付け)のひとつで、扉の次に配置されるのが一般的である。本文用紙とは別のアート紙やコート紙に印刷されることが多く、本文がモノクロであっても口絵だけはカラーで印刷するなど、本文用紙とは異なる仕様が用いられる場合が少なくない。多くは本文とは別の用紙に印刷して差し込む「別丁」として扱われる。「扉絵」と呼ばれることもある。
口絵の歴史は古く、巻子本(巻物形式の書物)の時代から巻頭に絵を置く慣習があった。現存する最古の口絵とされているのは、唐の時代の経典「金剛般若波羅蜜多経」にある「釈迦説法の図」であると伝えられている。近代以降の書籍・雑誌では、小説の登場人物や舞台を描いたイラスト、学術書における図版や写真など、内容に応じた口絵が用いられ、読者が本文に入る前に作品の雰囲気やイメージをつかむ役割を果たしてきた。
現代の実務では、口絵に用いる用紙としてアート紙や上質紙などが選ばれることが多い。本文用紙と質感や色の出方が異なる用紙を使うことで、口絵のページを視覚的に印象づけ、効果的に見せることができる。
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関連語
参考
JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS Z 8125:2004 印刷用語-デジタル印刷/東京都製本工業組合 製本用語集
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