損紙とは、印刷や製本などの工程で発生する、製品として使用できなくなった紙のことで、「ヤレ(ヤレ紙)」とも呼ばれる。
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もう少し詳しく
損紙は、印刷機の試運転や色合わせの調整、断裁時の端紙、あるいは印刷ミスや加工ミスなど、さまざまな要因によって工程中に発生する。印刷が施された状態で不要になった損紙は「黒損(刷りヤレ)」、印刷される前の白紙のまま不要になったものは「白損(白ヤレ)」と呼ばれ、両者を合わせて総称的に「ヤレ」と呼ぶのが一般的である。「ヤレ」の呼び名は「破れ(ヤブレ)」が転訛したものとされる。
損紙は、色や見当の調整、折りや綴じの微調整といった工程上、ある程度は避けられずに必ず発生するものであるため、印刷物の見積もりでは、あらかじめ紙の発注枚数に一定の「予備紙」を上乗せして計上するのが通例である。発注段階で余裕を見込んでおかないと、作業中に事故やミスが生じた際に予備が足りなくなる恐れがあるため、想定枚数よりも数パーセント〜1割程度多めに用紙を確保しておくことが実務上の一般的な考え方となっている。とはいえ、損紙はコストと生産効率に直接影響するため、印刷会社では品質管理や工程の見直しを通じて、その発生量をできるだけ抑える努力がなされている。なお、発生した損紙は古紙として回収され、再生紙の原料として再利用されることが多い。
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関連語
参考
JFPI 印刷用語集(日本印刷産業連合会)/JIS X 0701:2005 情報及びドキュメンテーション-用語/東京都製本工業組合 製本用語集
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